
衣・食・住を化学的・体系的に学び、
豊かな暮らしを提案する
人間が生活していく上で欠かすことのできない衣・食・住について研究する分野です。核家族化や少子・高齢化などで「家族」の概念が大きく変貌し、生活水準の向上や女性の社会進出などを背景に、かつての女性のための「実用学」から、家庭を中心とする生活、そして社会全体を総合的に扱う生活科学的な学問へと進化しています。

この系統の先生のインタビューを見てみよう!
【食物学】 関東学院大学
人間環境学部 健康栄養学科
松崎 政三 准教授
「実際の現場で体験をすることで、即戦力になる人材を育成すると同時に、より深く興味を持つことが出来ます。」
【公衆衛生学】 神戸女子大学
家政学部 管理栄養士養成課程
栗原 伸公 教授
「人間の健康を衣食住すべての面から見つめる学問、
それが衛生・公衆衛生学です。」

家庭生活における衣食住や、育児、掃除、裁縫、洗濯、料理などの生活技術を総合的に学ぶとともに、生活者の視点で、自然環境や社会制度、経済問題、教育問題など、人間の生活全般にアプローチしていく学問です。大学では、食物学、被服学、住居学、児童学の分野の基礎的知識を押さえた上で、各研究テーマに専門的に取り組んでいきます。
【こんな人が向いている】
○衣・食・住、日常生活のさまざまなことに興味をもてる人
○生活者の視点から、社会・経済・環境等を考察してみたい人。
※高校の関連教科 家庭科
【学びのテーマ】
家政学
食物学
被服学
住居学
児童学 など
2級建築士 インテリアプランナー 栄養士 管理栄養士 中学・高校教員1種 保育士 幼稚園教員1種など
従来までの「家政学」というと「花嫁修業」といったイメージが一般的でした。もちろん、家政学を学んでおけば、家庭に入って家族のためにその知識を大いに発揮することができます。しかし、最近では、ライフスタイルの多様化に伴い、家庭で消費される製品・サービスを提供している企業で、生活環境の考察と改善について深い知識のある人材のニーズが高まっており、商品開発などの現場で活躍しています。

「食」を科学的に研究する学問です。料理や食生活、食品について、総合的に研究するとともに、食べ物の成分の機能についての知識や実践的な技法を学びます。食品の成分や栄養についての実験やデータ解析も学ぶため、基礎的な知識として、生物学や科学という理学的な知識も身につけます。また、この分野のほとんどの学科で、卒業と同時に管理栄養士国家試験の受験資格を得られるようになっています。
【こんな人が向いている】
○料理に興味があり、栄養のバランスに優れた食事を通して健康に過ごしたいと考えている人
○「食」を通して、環境や経済について考察したい人
※高校の関連教科 家庭科
【学びのテーマ】
栄養学 食物学 生活科学 生活文化学 医療栄養学 福祉栄養学 バイオテクノロジー など
栄養士、管理栄養士、調理師、製菓衛生師、フードスタイリスト、など
栄養士、管理栄養士、調理師、製菓衛生師(パティシエ・和菓子職人含む)、パン職人、フードスタイリスト、シェフ、料理研究家、食品技術者・研究者など。 「食の安全性」に注目が集まるなか、食品メーカーやレストランチェーンの開発部門、給食サービス会社のメニュー作成などで活躍する人も多いようです。

「衣料」について実技と理論の両面から学びます。研究対象は多岐にわたり、衣服の文化や歴史、デザイン、素材の染色加工、科学工業技術、管理学などの生産工程から、アパレル業界の商品開発、生産、流通、消費など、衣服についてのあらゆることを統合的に学びます。
【こんな人が向いている】
○服飾文化の研究を通して、社会や経済について考察したい人
○ファッションに関心があり、自分でデザインや縫製をしてみたいと思っている人
※高校の関連教科 家庭科 美術
【学びのテーマ】
被服学 服飾学 服飾造形学 服飾社会学 服飾美術学など
和裁技能検定、洋裁技術検定、衣料管理士、販売士、カラーコーディネーター、など
和裁士、パタンナー、ファッションデザイナーなど。 「衣料」について専門的に学んだ経験を生かして、ファッション・アパレルの分野での活躍が見込めます。被服系学科の卒業生は、メーカーにおいては、デザイナー・パタンナー・品質管理担当などの生産に関するスペシャリストとして、また、ショップでは、コーディネイターやバイヤーなどの高度な知識を求められる職種が適していると言えます。

人間が暮らす重要な生活環境であるインテリアや住宅の知識を総合的に扱います。建築学が「建物の構造や耐久性」に比重を置いているのに対し、住居学では主として住居だけではなく、公園や道路、商店街、学校など生活をとりまく環境を住環境と捉え、「生活アメニティー」の視点から学びます。
【こんな人が向いている】
○建物のデザインやインテリアに関心がある人
○建築物・インテリアの歴史について学ぶ意欲がある人
○住環境が人々の生活にあたえる影響について考察したい人
※高校の関連教科
技術科 美術
【学びのテーマ】
住居学 建築学 住環境学 インテリアデザイン 生活環境デザイン学など
二級建築士、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、など
インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、建築・空間デザイン・家具・照明のデザイナー、など。 「住む人にとって望ましい空間のあり方の追求」について学び、考察した経験を生かし、建築設計やインテリアデザイン・空間デザインなどのデザイナーや、家具・照明メーカーなどのでの開発職など、快適な住環境を演出するクリエイターとして、多くの卒業生が活躍しています。