


生命と環境をいかに守り、いかに美しく保ちながら生きていくか。この次世代社会における最重要テーマを追求するためにかかせないものが、化学です。なかでも社会を大きく変える技術として注目されているナノテクノロジーは、1メートルの10億分の1 という目に見えないほど小さな素材を電子レベルで加工することができる技術。たとえば、ナノテクノロジーを駆使した研究には、空気による燃料電池、太陽電池などCO2を出さないクリーンエネルギーの開発などがあり、実用化が期待されています。
東京工芸大学生命環境化学科では、最新の化学技術を学び、生命と環境を愛する心をもって、その力を存分に使いこなせる人を育成します。そして、徹底した少人数教育体制のもと、専門的知識や最新技術は勿論、仮説を立てて検証していくクリエイティブな能力、人間と自然をいつくしむ倫理観を身につけた科学者の育成を目指しています。

八代 盛夫 教授
東京大学大学院博士課程修了(工学博士)。2002年より現職。
専門分野は合成化学、生物無機化学。
生命環境化学科では、化学をベースにナノテクノロジー技術を使い「使命」「環境」にアプローチすることを目的に学びます。社会においても「手も動く、頭も動く」と評価される人材を育成しておりますが、それはきめ細かい指導体制の成果です。少人数でのグループミーティングなど独自の教育プログラムにより、自分で仮説を立てて検証できるクリエイティブな能力を育てています。
また、地域と連携したフィールドワーク研究を行うなど、学びながら環境に貢献していく機会を設けています。
将来、生命や環境など社会で役立つ仕事がしたいという野心あふれる人を歓迎します。

環境化学セミナー
環境化学セミナーグループで研究課題に挑みます。仲間と切磋琢磨し、楽しみながら、問題解決能力とプレゼンテーション能力を養う注目の授業です。
生命環境化学実験
生命環境化学実験スペシャリストを目指して「生命科学・環境化学」の基本的な実験手法他を学びます。資格試験に良く出る分析手法もあわせて学んでいきます。





平岡 一幸 教授
バイオミメチック材料研究室
本学の特長は、頭でっかちじゃなく、手を動かせる学生が多いということ。これは素晴らしいことだと思います。これからの化学者に求められるには、頭はもちろん、手も足も動かせること。発想力も、実験力も、行動力も、プレゼン力も、コミュニケーション力も重要です。もはや白衣を着たままの化学者の時代ではありませんからね。そうした意味では、徹底した少人数指導の中で、学生たちの良さを大事にしながら、社会で、もっといえば、グローバルな世界で活躍できる人材を輩出していきたいですね。

生命環境化学科と大学院の工業化学専攻が中心となり、文部科学省学術フロンティア事業の一環として設置された「ナノ科学研究センター」を運営しています。この研究センターでは「新しい分子機能の創出と計測ー異方性陽と水素結合相関の高度利用」を主要研究テーマとし、本学の教員、大学院生に加えて、国内外の研究機関・研究者を含めた広域共同研究体制のもと、生命環境化学に関する最先端研究が行われています。また、本センターを学部教育にも活用することによって、学生たちが先端科学の現場に触れる機会を数多く設け、将来につながる貴重な体験を積むとともに、本センターでの研究成果・蓄積を教育にも反映させています。