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「どこに入ったか」から「何を学ぶか」へ・進学の意義と目的

 平成4年をピークに18歳人口が減少したことに伴って受験者数は減少傾向にありますが、大学への進学率は低い数値を保ったままです。
 こうした流れの中、国立大学の再編・統合や独立行政法人化、学部・学科の新設や再編、女子生徒の4年制大学志向に伴う短期大学の4年制大学への移行など、この社会を生き抜く知恵・思考力・実践力を持つ人材育成に向けた改革に各校とも取り組んでいます。
 したがって、今、大学区・短期大学進学をめざし、将来社会人となるお子さまが着目すべきは「どこに入ったのか」ではなく、「何を学び」「何ができるのか」という「学校歴」から「学習歴」への移行にあるといえるでしょう。

■学部・学科と関連する職種

大学(主な学部)

短大(主な学部)

職種

法、経済・経営、商、外国語、工、理

法律、経済、英文、国文、教養、秘書

ビジネスマン、商社マン、銀行員、証券マン、営業マン、広報・宣伝マン、OL、秘書、リサーチャー など

法、経済・経営、商、文、外国語

法律、経済、英文、国文、教養、文化

新聞記者、放送記者、雑誌記者、編集者、カメラマン、ディレクター、プロデューサー、コピーライター、アナウンサー、ニュースキャスター など

法、経済・経営、商、外国語、医・保健、工、理、農

法律、経済、教養

国家公務員、地方公務員、裁判官、弁護士、検察官、公認会計士、税理士、外交官、警察官、弁理士、司法書士、行政書士、海上保安官 など

法、経済・経営、商、外国語

英文、国文、教養、文化、観光、秘書

旅行代理店員、旅行業務取扱主任者、通訳・観光ガイド、ホテルマン など

文、教育、家政、社会福祉、理

英文、国文、保育、初等教育、幼児教育、食物、社会福祉

小学校教諭、中学・高等学校教諭、大学教授、特殊学校教諭、幼稚園教諭、司書、保育士、社会福祉士、介護福祉士、社会教育主事 など

文、家政、芸術

英文、国文、音楽、家政、生活科学、被服、デザイン、生活芸術

小説家、シナリオライター、画家、漫画家、イラストレーター、作曲家、演奏家、指揮者、服飾デザイナー、グラフィックデザイナー、俳優 など

医・保健、薬、家政、理、看護

家政、生活科学、食物、看護、保健、放射線

医師、歯科医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、管理栄養士、医療電子技術者、保健師、助産師、診療放射線技師、薬事監視員、食品衛生管理者 など

理、工

機械、電気

技術者(機械・電気・電子・建築・土木など)、情報処理技術者、環境工学技術者、パイロット、航空管制官、航空整備士、航海士、機関士 など

家政、理、農、獣、園芸、水産、海洋

食物、園芸

獣医師、技術者(農業・林業・水産・畜産・造園・園芸・酪農など)、植物防疫官、食品改良普及員、農業改良普及員 など

KeyWords

【学際化】

 大学の学問内容には人文科学・社会科学・自然科学という3つの大きな分野があります。
学際化とはそれらの学問分野で重なり合う領域のことを指します。
情報化や国際化が急激に進む近年において注目されています。
(例:経営情報学科、国際経営学科)

【単位互換制度】

 国内外の大学・短期大学間で科目を履修し、それを在籍する大学の単位として認める制度。

【セメスター制度】

 1年を春学期(4月〜9月)と秋学期(10月〜3月)に分け、半年単位の学期ごとに授業が完結し単位を修得する制度。

この制度のメリットとしては

■科目選択(履修登録)の機会が増えるため、段階的・系統的に学べる
■集中的に学習することができる
■履修(登録)しないセメスターを作ることによって、留学やボランティア活動、資格取得などに取り組める
ことなどが挙げられます。

■大学卒業後の進路

大学卒業後の進路

■短期大学卒業後の進路

短期大学卒業後の進路

(文部科学省「平成19年度 学校基本調査報告書」より)

■企業における採用の重視項目の割合

厚生労働省「平成16年 雇用管理調査」より (単位:%)      複数回答3つまで (単位:%)

項目

建設・製造業

情報通信業

卸売・小売・
飲食業

金融・保険・
不動産業

医療・福祉・
教育業

専門的知識・技能

31.7

22.5

4.5

3.8

29.3

一般常識・教養

29.2

39.5

35.5

28.6

21.6

学業成績

13.5

8.6

5.7

5.8

6.7

創造性・企画力

7.3

20.9

9.2

8.9

12.5

語学力・国際感覚

3.6

6.1

8.2

1.8

1.3

理解力・判断力

24.1

35.3

19.1

23.7

24.0

行動力・実行力

28.0

21.9

35.3

43.9

21.4

熱意・意欲

67.8

76.9

67.7

71.4

62.4

コミュニケーション能力

30.1

23.9

40.2

49.3

36.3

協調性・バランス感覚

28.1

23.9

36.4

39.4

22.4

健康・体力

15.5

9.1

17.7

11.0

26.5

その他

4.3

1.0

4.6

1.6

5.2

無回答

0.9

0.7

0.4

0.5

2.6

あなたの母校が、なくなってしまうかもしれない!?

 平成21年には大学入学希望者と入学定員がほぼ同数になる、「大学全入」の時代がやってきます。
これは少子化による18歳人口の減少によって起きる状況ですが、これによって、現在、約500校ある私立大学は大きな影響を受けることが予想されています。つまり、受験生の選抜ができる上位大学と受験生に選抜される下位大学との二極化が進み、「倒産」する大学が急増する可能性があるということです。しかもその足跡はすでに聞こえ始めています。日本私立学校振興・共催事業団の集計によると30%近くの大学で定員割れとなっているという調査結果が出ているのです。(表1)
 また赤字経営となっている大学法人も激増しており、2001年に行われた調査では、全体の25%に迫る勢いです。
 学生たちにとっての母校を守る、大学の生き残りをかけた戦いは始まっています。

■定員割れの大学の割合(私立大学)

年度

大学数

定員が100%を
割った大学数

定員割れの
割合(%)

1989

358

14

3.9

1990

366

15

4.1

1991

373

22

5.9

1992

379

27

7.1

1993

385

19

4.9

1994

401

19

4.7

1995

410

18

4.4

1996

419

16

38

1997

425

23

5.4

1998

439

35

8.0

1999

450

89

19.8

2000

471

131

27.8

2001

493

149

30.2

2002

506

143

28.3

2003

521

147

28.2

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