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【語学・国際】
天理大学 | 大阪国際大学 
     
  真の国際人の養成を目標に掲げる国際文化学部は、複数の言語・言語圏の文化を多様な観点から学び、外国語の高い運用能力を身に付けるカリキュラムを展開しています。アメリカ史・アメリカ研究を専門分野とするヨーロッパ・アメリカ学科の山倉明弘教授にお話を伺いました。  
     
     
     
  山倉 明弘 教授  
  1975年シャープ株式会社・海外本部長室企画担当 1977年天理高等学校・英語科教諭 1992年天理大学国際文化学部英米学科専任講師 2002年同大教授。また、在米日系移民の歴史を取り上げたドキュメンタリー番組の制作に協力・出演。  
         
 
 
「アメリカス概論」で
新たな発見
 
     

 ―― ヨーロッパ・アメリカ学科ではどういったことを
     学ぶのですか?


山倉 本学科はヨーロッパ・アメリカという非常に大きな地域をカバーするため、様々な基準と方法によって関連地域を分節しています。
 ロシア・東欧を含むヨーロッパ、英米地域、北米地域、本学独自の南北アメリカをひとつの地域と捉えた”アメリカス”という区分により、キリスト教を中心とする地域の宗教、日本との関係、地域文化論、EU論をはじめとする政治経済論などをダイナミックにとらえていきます。
 
 ―― ”アメリカス”について詳しく
      ご説明いただけますか?


山倉 本学科の教員が中心となって96年から「天理大学アメリカス学会」を組織しました。そしてこの学科と連携して「アメリカス概論」をヨーロッパ・アメリカ学科の授業科目に提供しています。
 アメリカスというのは北アメリカと南アメリカをひとつの文化交流圏として捉えて地域研究などを展開しています。この講義では北米の視点から中南米を、中南米の側から北米を考察します。また、北米中南米の類似点、相違点、互いの影響なども検討していきます。
 
         
         
 
 
アメリカ史に
アプローチするには・・・
 
     

 ―― 教授の専門分野でもあるアメリカ史を理解する
     ポイントをご説明ください。


山倉 アメリカ史研究において、法制史(legal history)憲政史(constitutional history)は、極めて有用です。アメリカ憲法、アメリカ法の観点から見ると、アメリカ史がよく理解できると考えています。
 現在、主として第2次世界大戦中の在米日系人の強制収容事件を法制史、憲政史の観点から研究し、その有効性を示す努力をしています。
 
 ―― なぜ、日系人 強制収容事件を研究しようと
     思われたのですか?


山倉 この分野の研究者は非常に少なく、この問題にはもっと光を当てるべきだと思ったからです。日系人を収容、抑留したことは違法でした。今の段階で研究を進めなければ、過去を、歴史をゆがめることになります。
 在米日系人の強制収容事件の中でも、中南米諸国、特にペルーから米国政府の手によって米国本土へ拉致され、抑留された日系人の体験が注目を集めるようになってきていますが、戦後半世紀以上たった今、関係者からの聞き取りは難しくなっています。
 
         
         
 
 
体験することで
文化を学ぶ
 
     

 ―― 他にアメリカのどういったところに関心を
     寄せていらっしゃいますか?


山倉 アメリカ社会とアメリカ英語に関心があります。アメリカ中を旅したので日本のテレビで紹介されるような場所はほとんどすべて自分の目で見ています。また、アメリカとの比較でイギリスを見ると多くの発見があります。

 本学科でも2年次にカナダ・アメリカとイギリスで「海外文化実習」を実施していますので、体験的に文化を理解してもらえると考えています。
 
 ―― この学問の魅力をお聞かせください。

山倉 ヨーロッパ・アメリカという広い地域の中で、それぞれの文化を複眼的に学ぶことができ、グローバル化する世界の諸問題に対して、国際的な視野から理解、判断できる能力が得られることです。
 献身的態度で国際協力へ臨める人間になってもらいたいと考えています。

 ―― ありがとうございました。
 
         

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