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【教育・保育】
横浜国立大学 | 関東学院大学 | 大阪総合保育大学 
  大方 美香 児童保育学部長  
  1960年大阪府生まれ。聖和大学大学院教育学研究科幼児教育学専攻修了(教育学修士)。
大阪城南女子短期大学教授を経て、現在、大阪総合保育大学 児童保育学部 学部長 教授。
専門は乳幼児教育で、主な著書に「保育原理」「幼児教育方法論」「乳幼児教育学」などがある。
 
     
  18歳未満の人口が減少し、少子化という言葉が世に広まっていますが、その一方で「教育・保育」に関するニーズは高まっています。そのため、保育園に通っている時期から幼児教育に力を入れている保護者も増え、その影響で保育士や幼稚園教諭にも幅広い知識が求められています。
大阪総合保育大学では、いち早くこの時代背景を重視し、カリキュラムを導入しているのが特徴です。人気やニーズも高まっており、乳児期から児童期までの子どもの発達をトータルで見ることができる人材の育成が重要なテーマになっています。
今回は、それらのポイントに関して、大方美香児童保育学部長にお話を伺いました。
 
     
         
 
 
「子ども」に対する
ニーズの多様化
 
     
―「幼児教育」とは、具体的にはどのような学問になるのですか?

大方
 子どもをキーワードにした場合、近年よく言われるのが「少子化」という言葉です。
子どもの数が減少し、女性の社会進出などでその傾向は依然として進んでいる状態です。そのため、保育に対する考え方も様々になっています。特に、乳児期からの「子育て支援」が求められる時代となり、カウンセリング的な要素も含めて、保護者の相談や対応も必要です。

小学校に入学するまでの期間で子どもが保育園に通園する期間も延びつつあるのが実情です。また、保育の多様化も進んでいて、小学校にあがるまで集団生活を経験しない「在宅保育」で小学校までの期間を過ごす子どもも増えています。
 そのため、従来の「保育園」「幼稚園」「小学校」という個別グループでの考え方というよりも、「保育園から小学校までの連携」が必要になります。それだけに、これからの保育士や、幼稚園、小学校の各教諭には、幅広い知識が求められるのです。
 
 このような状況の中、子どもを教育、保育、福祉、医療等様々な視点から総合的に見ることができ、発達に対するエキスパートを育成するために不可欠な学問が「乳幼児教育」です。





 
         
         
 
 
現場で必要な資格や
能力を身につける
 
     
―「幼児教育」に必要な資格などはありますか?

大方
 幼稚園や小学校の教諭になるためには、それぞれ「一種免許」があります。
幼稚園教諭一種免許については、国・公・私立の幼稚園で音楽や絵画、運動などを介して教育や指導を行うものになります。なお、小学校教諭一種免許は4年制の大学を卒業することで取得が可能です。

   また、これら以外にも「保育士」の資格があります。保育所や乳幼児院、さらに知的障がい児のための施設や児童養護施設などの福祉施設で、子どもに対してそれぞれの段階にあわせた指導ができるようにするための国家資格です。

 大阪総合保育大学では上述の資格はもちろんのこと、その他にも多彩な資格を取得することができます。
関連する資格としては、各都道府県や市町村に設置されている福祉事務所に勤務する人として任命されるための「社会福祉主事任用資格」や、保育と音楽療養に関しての知識や技能を備えた「保育音楽療育士」・「認定ベビーシッター」・「カウンセリング実務士」があります。
 
         
         
 
 
資格を取るためだけでなく、
現場で即戦力となるために
 
     
―資格を取るために貴学で行っている内容を教えてください。

大方
 本学では、目指している職業に関係なく、学生の皆さんが卒業するために必要な単位として「保育」科目を履修することになります。
また1年次にはベースとなる学力を養成するために課外補習として数学や国語、英語を学びます。

近年、乳児保育や特別支援教育に対するより専門的なニーズが高まっていますが、このような動きに対応するため、教育と福祉の両面に合ったカリキュラムを導入しているのも特徴です。
ベースとなる保育の基礎を持った上で、音楽療法や在宅保育など、将来自分にとって必要となりうる専門科目を履修でき、専門性を高めていけるのがポイントとなります。
 
 このような「学び」と同時に、本学ではより実践力を高められるように「実習」を重要視しています。実際に学んだ内容を現場で使うことができるように、また将来の目標に対してより意識を高められるようにするのが目的です。
さらに、実習を多く経験した学生を採用したいという企業ニーズも少なからず存在するという実情もあります。一般的には学生を受け入れる実習先を確保するのは難しいとされていますが、本学では短大附属幼稚園・小学校をはじめとした提携学校などがあります。

なお、本学では入学試験にも、学科試験に加えて面接試験も導入しています。学力的な知識だけでなく、保育や教育に対する意欲や将来の目標も重要なファクターといえるでしょう。

 本学の卒業生が専門職のプロとして活躍できるよう、高度な知識を持った専門家を育てていくための、保育教育の拠点となるよう目指しています。

―ありがとうございました。
 
         
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