こころとからだの両面から生命と健康に科学的にアプローチする「生命科学科」、人と動物の共生を考える学科として日本に初めて設置された「アニマルサイエンス学科」、人と自然にやさしい環境を科学する「環境科学科」の3学科。さまざまな科学分野を広く深く学べるようカリキュラムを組み、21世紀に求められる有能な人材を育成します。
遺伝子診断、バイオ医薬品、再生医療、免疫機能の増強、機能性食品、生分解性プラスチック・・・私たちの身の回りでバイオサイエンスの技術を生かしたものはたくさんあります。こうした生命科学のテクノロジーを生かすためには、動物・植物・微生物など、様々な生物のしくみを知り、その潜在能力を生かす必要があります。生命コースでは、健康・生活・環境などの面から、未来を豊かにする生命科学を学ぶために、充実した専門講義に加えて、より実践力を養う豊富な専門実習により、生き物のしくみを知り、そして生かす技術を併せ持つ優れた人材の育成を目指します。
いま、私たちの社会では、病気を防ぎ、健康で生き生きと暮らす『健康長寿社会』が求められています。私たちが、心身ともに健康でいるためには、連動するこころと体の恒常性を保つための自然治癒力を引き出し、増進することが重要です。なかでも、森ですごす森林浴は、人の五感を刺激し人が本来備えている治癒力を引き出す効果があります。健康コースでは、森林資源の豊かな本学の立地条件を生かし、野外実習を通じて自ら体験して、自然の癒し効果を利用する健康セラピーを学びます。また、健康評価技術を身につけ、科学的根拠に基づいたこころと体の健康づくりを通じて社会貢献できる、実践的な人材の育成を目指しています。
臨床工学コースでは、臨床工学技士(国家資格)を育成します。臨床工学技士の仕事は、人工呼吸器、血液透析装置、人工心肺装置などの生命維持管理装置の操作と保守点検を行う、チーム医療の一端を担う責任ある仕事です。医療機器の進歩に伴い、高度な医療機器の操作・管理をする臨床工学技士が、より一層求められています。本学科では3年次まで上野原キャンパスにて、人体の構造と機能等の医療系専門基礎と、電気・電子・情報工学等の工学系専門科目を学びます。4年次には提携校「帝京短期大学専攻科(東京都渋谷区)」の臨床工学専攻でさらに専門分野の科目や臨床実習を学び、臨床工学技士の国家試験の受験資格を取得します。
イヌやネコなどのコンパニオンアニマル、動物園・水族館で飼育される動物達、彼らの生活は特に強く人間の影響を受けます。だからこそ、私達は彼らのことを正しく理解しなければなりません。このコースでは、コンパニオンアニマルの行動や心理、飼育動物達の暮らしを良くする環境エンリッチメント、ドッグトレーニングの基礎、人々が動物に対して持つ様々な考えや価値観、人と動物の間で起きる問題と解決法、等を学びます。教員には、動物園・水族館の現場経験豊かな者や動物行動の専門家等がいます。動物園・水族館での実習、ドッグトレーナーや家庭犬インストラクターを目指す人のための実習も充実しています。
「生活のパートナーとしての動物」の存在は、医療・福祉・教育といった分野でますます重要になりつつあります。そこでアニマルセラピーコースでは、「人と動物の共生」をめざし、人間と動物の関係を心理学・行動科学・社会学などの面から多角的に人間側から学び、動物が医療・福祉・教育の場面でどのように活躍できるか、そして活躍できる動物をどのように育成していけばよいかを学んでいきます。そのために、動物に関する基礎知識だけでなく、医療一般、社会福祉概論、障害者・高齢者心理学など動物が活動する場面での人間に関する勉強をします。教員には、人間工学の専門家、精神科医、乗馬両方の専門家等がいます。
従来の動物看護学では、病気やケガをしている動物をケアする医療技術に主眼がおかれてきました。しかし、多くの人にとっては、健康な動物と生活する時間の方が断然長いものです。そのような人達にとっては、日常の健康管理やしつけ等、いかにして健康や行動の問題を予防するかが重要です。このコースでは、これまでの動物看護学に加え、「栄養学」「理学療法」「行動学」を柱とする新しい教育を行います。そして、動物愛護・福祉の理念を持ち、コンパニオンアニマルと人のよりよい生活に貢献できる人材を育成します。教員には、動物福祉、臨床行動学の専門家、動物病院の院長として長い臨床経験を持つ獣医師、人畜共通感染症の研究者等がいます。
野生動物を理解するには、彼らが暮らす自然の中に入っていかなくてはなりません。それをフィールドワークといいます。このコースでは、豊富なフィールドワーク実習を用意しています。例えば、小笠原で行う鯨類調査実習、人を恐れないサルやシカが住む島に泊まり込んでの実習、大学周辺の豊かな温帯林を舞台にした実習、外国の自然保護事情を学ぶ海外実習等。教員は皆、豊かなフィールド経験を持つ国際的にも第一線の研究者達です。この分野に対する社会的要請や期待は高まってきており、生物多様性保全、環境教育、エコツーリズム、自然再生等についての法的整備も進みました。野生動物コースでは、この新しい分野で活躍する人材を育てています。
自然環境と生物の関わりから環境を学び、自然生物の保全や保護、また生物の力で環境を浄化する方法を学ぶ。
●主な講義:植物環境学、植物環境生理学、環境基礎動物学、環境野外特別実習(小笠原諸島、紀伊半島海域など)、環境と生物多様性システム、環境汚染と野生生物、環境応用微生物学など
より精密な化学分析の技術を身につけ、環境の状況を正確に分析できる能力を養う。
地球温暖化や大気汚染などの環境問題を解決するための、太陽エネルギーを利用した発電や、環境にやさしい化学合成プロセスなどを学び、人類が快適な生活を送るためのテクノロジーを開発するための能力を養う。
●主な講義:環境機器分析、クリーンエネルギーシステム、グリーンケミストリー、エネルギーと環境負荷、水の浄化の化学、生体親和マテリアル、生体界面化学など
急速に高齢社会が進み、人々の生活習慣あるいは生活環境の変化に伴って疾病構造も大きく様変わりし、医療に対する期待や要望も高度かつ多様化してきています。このような医療情勢のなかで、リハビリ
テーションの重要性もさらに高まっています。
帝京科学大学医療科学部は、医療の分野で日進月歩で進化している知識や技術の実践的能力のみ
ならず、個性を生かしながらも道徳的な資質を確実に身につけた医療専門職を養成します。
理学療法学科では、科学的視点と人のこころを追究し、チーム医療の一員として行動できるコミュニケーション能力やカウンセリング技術に精通した理学療法士を育てます。また、理学療法学科で学ぶと、卒業と同時に理学療法士の受験資格と、学士の学位が取得できます。
作業療法学科では、医学・医療、そして生命科学の幅広い知識を持った作業療法士を育てます。また、作業療法学科で学ぶと、卒業と同時に作業療法士の受験資格と、学士の学位が取得できます。
少子化や核家族化に伴って、子どもを取り巻く生活環境は大きく変化しました。年齢の違った人との交流や自然の中で遊ぶことの少なくなった子どもたちは、自分と違うものとのコミュニケーションが苦手になり、命を尊ぶ心が希薄になってきています。これからの社会を担う子どもたちに、身近な動物や自然を通して「いのちの温もり」を伝え、またロボットやコンピュータなどを活用して、子どもたちが本来持って生まれた好奇心を刺激し、豊かな創造力を育みたい。こども学部こども学科はそうした理科的な視点を持って子どもたちの教育に関わることのできる人を育成します。
こども学科では、理科的な視点を持った、新しい保育士や幼稚園教諭を目指します。