今、豊かな自然や野生動物を守ろうという意識が世界中で高まっています。野生生物保護活動は欧米先進国主導で進められてきましたが、最近では日本にも野生動物の保護管理を行う会社が少しずつですが増えています。その主な仕事としては、野生生物の保護はもちろん、傷ついた生物の治療、一定の生息地の確保、生息環境保全のための活動などを行います。どこにどういう動物がいるのかを調査し、それによって明らかになった事実をもとにどんな提言ができて具体的施策が立てられるかを導きだしていきます。例えば、野生のサルのなかで、人に害を与えるサルがいた場合、人間に害を与えるからといって無計画に捕獲や駆除をしてしまっては、それまで保たれてきた生態系を破壊してしまう恐れがあります。ですからまず、生息地域における被害の実態を調査し、包括的な施策に科学的根拠を示します。そして人間と動物の共存を図るために動物の密度・数を把握し、それをもとに保護管理を行っていきます。また、サンクチュアリ(野生動物の保護区域のこと)を訪れる人々に自然のすばらしさを体験してもらったり、野生生物保護思想の普及活動を行うのも大切な仕事です。
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