住空間の生活スペースをデザイン
室内だけにとどまらず、広く建築からエクステリアまで、住空間のあらゆる場面で活躍します。
インテリアデザインってどんな仕事?
住宅の室内空間は冷暖房設備をはじめとして、各種の家具や調度品、敷物、装飾品など多種多様なものが互いに関連して一つのデザインを形成しています。インテリアデザインはこれら空間の総合的な演出者でもあるわけです。またインテリアデザインには、住宅空間だけにとどまらず、ウインドディスプレイや店舗デザイン、オフィスのデザインなども含まれ、さらに船舶、航空機、自動車の内部空間もインテリアデザインの対象になっているのです。
インテリアデザインは一般に室内設計、室内装飾といわれ、住空間の内側の生活スペースを設計計画することを指します。わが国の住宅産業が急速に伸長してきてから一般社会に定着してきたデザイン分野です。
インテリアデザインになるには?
インテリアデザインは建築と密接な関係の上に成り立っています。まずはデザイン系の学校で専門知識を学ぶことが第一歩です。
空間処理の基礎となるスペースの把握から始まり、平面での構成・造形、理論と共に形と色と空間を捉えます。そして室内設計にもっとも必要な設計製図、完成予想図のためのデッサンも学びます。さらに人間と環境との関係を究明する人間工学の勉強を始め、家具のデザイン、装飾器具のデザイン、と多種多様の勉強をします。また一般住空間だけでなく応用分野として商業建築、店舗設計などの理論と実習も学びます。
またインテリアを構成する素材、たとえば木材、籘竹、石材のような天然資材をはじめ、金属や陶磁器、ガラス、各種のプラスチック、さらに織物のような人工的なものまで、その特色と知識に精通することも要求されます。
インテリアデザイナーとしての活躍の場は、住居設計、リビングデザインから、インテリアデコレーション、リビングアクセサリー、店舗・ショールームの設計とデコレーション、設備や照明のデザインなど生活空間、商業空間の双方にまたがる幅広い分野にわたっています。またなかには、家具デザイナー、カーペンター、インテリア関係の雑誌編集者として職を求める人もいます。
建築設備技術者に関連する資格
- インテリアプランナー
- インテリアコーディネーター
- 照明コンサルタント
- =国家資格
- =公的資格
- =民間資格
- =必須資格
- =もっていると有利な資格
適性-こんな人にインテリアデザインは向いている-
- 建物や空間、立体を想像することが得意だ
- 計画的に行動するタイプだ
- 物事を理論立てて考えることが得意だ
- どんなタイプの人とも臆することなくコミュニケーションできる
関連の学部・学科のある学校を探す
- 工業分野(建設・機械系)の専門学校を探す