工場など、公害を発生させる恐れのある物質を取り扱う場所で、被害を未然に防ぐための技術を提供します。
主に、大気汚染、水質汚濁、粉じん、騒音、振動、ダイオキシン類など公害の発生源とされる特定施設をもつ工場等で、公害防止の業務にあたります。資格は全部で13種あります。公害防止技術者になるには、それぞれの資格について行われる国家試験に合格するか、一定の条件を満たす者で、資格認定講習を修了する方法があります。このほか、東京都公害防止条例による<東京都郊外防止管理者>があります。
汚染状況の測定・分析の需要が伸びていることもあり、ゼネコンからベンチャー企業まで、浄化ビジネスに参入しようという企業は多いです。
大学、短大、専門学校の環境科学関連学科に進学し、専門的な勉強をする必要があります。また、環境問題には文系・理系問わず複雑な要素が絡み合っていますから、カリキュラムをよく調べてから進学コースを選びましょう。