店全体をコーディネートする司令塔的存在。独自性あふれる店作りが出来ることが今後は必要となりそうです。
販売促進の指示や仕入れの提案を通して、店全体の統一感と方向性を打ち出す仕事です。国内外の展示会、情報誌、他店調査などを通して最新のトレンド情報を収集・分析。その情報を元に、自店の客層にあわせた商品の打ち出し計画を担当します。具体的には店内のディスプレーを変更したり、ディスプレーに商品の組み合わせを提案したりとさまざまな工夫が求められます。バイヤーに仕入れや商品企画の提案をすることもファッションコーディネーターの仕事です。また、来客したお客さんの相談に応じて服装をコーディネートすることもあります。
的確な指示を出すことが求められる仕事なので、入社後すぐになれる職種とは言えません。服飾系の学校を卒業後に、販売職に5〜10年ほど勤務をして経験を積みます。自分の考えを仕入れに反映させるためにも自店のお客を誰よりも知っていないといけません。そのためまずは百貨店やアパレルメーカーに入社して、得意客への対応、大勢のお客への対応、フロア全体の運営管理など、多くの経験をしておくことが一番の近道になります。接客、販売、フロア全体の運営管理など幅広い経験が必要となります。「お客様はどんな商品を求めているのか」をしっかりと学ぶ必要があります。