一人で物語を作り上げていく脚本家は小説家に近い仕事ともいえるが、作品の出版を基本とする小説家とは違い、発表の場ははじめからテレビやラジオである。
単にストーリーを考えるだけだと勘違いしがちだが、実際にはシチュエーションの設定から出演者の具体的な表情表現など、もっと細かい指定までする。とくに人気や実力のある放送作家になればなるほどその傾向は強いといえるだろう。
番組の良否を決める重要なポジションにいるわけだから、制作の流れや演出といった現場に精通する番組制作のプロでなければならない。バラエティ番組の場合には、5、6人の作家が集団で構成を進める。原稿の書き方はもちろん、アイデアの元になる雑学などあらゆる方向の知識が必要となる。
プロとしてやっていくには、有名作家に弟子入りすることが多い。シナリオ・コンテストに応募するという道もある。
|