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カスタマーエンジニア

企業とユーザー間のパイプ役のコンピュータドクター
ハードウェアとソフトウェアの両方の知識が必要
 
どんな仕事?
コンピュータをベストに保つ
メンテナンスのエキスパート

 カスタマーとは顧客、取引先という意味。コンピュータや関連機器、またそのシステムがつねに良好な状態で作動するようにメンテナンス(管理・維持・修理)を担当するのがカスタマーエンジニア(CE)です。つくる仕事のSEに対し、直す仕事がCEの守備範囲です。
 CEの仕事を大きく分けると、次の3つの作業になります。

(1)現地調整作業
 ユーザーへ新しくコンピュータを納品するときに、装置据付や各種の機械との接続をしたり、本体や周辺機器に電源を入れシステム全体を起動させ、正常な動作をすることを確認したり、その調整をおこないます。

(2)予防作業
 ユーザーのシステムが安定稼働できるように定期的に点検し、故障を未然に防止することです。具体的には、あちかじめコンピュータに異常な状態を記録させる機能をもたせ、そのデータを分析して故障を予知し、不良になりそうな部品を予防的に交換したり、機構部の清掃や消耗品の交換などをおこないます。

(3)故障修理
 文字通り故障したときの修理ですが、それがシステム上の故障か電子回路そのものの故障かなどを判断するのはとてもむずかしいことです。そのため、電子工学やプログラムの専門知識が必要となります。

●ハードウェア開発エンジニア
 大規模なメーカーの研究・開発関連の部署などに所属して、各種のコンピュータ・ハードウェアの研究・開発にたずさわります。電気・電子、コンピュータに関する高度な知識が要求されますから、大学や大学院などで関連の学問を本格的に学ぶ必要があります。

●ファームウェアエンジニア
 ソフトウェアのハード化を担当します。ソフト、ハード、エレクトロニクスのすべてを統合した知識が要求されます。高度な研究職ですから、大学や大学院卒以上のレベルが要求されます。

●ハードウェアスペシャリスト
 ハードウェアの特定分野に関する深い知識と技術をもち、CEのサポートとコンピュータ機器の改良を担当します。

●プロダクトサポートエンジニア
 コンピュータメーカーなどで、セントラルプロセッサーや端末機器などを製品化するときに、それに関連した各種のサポートをおこないます。

●設備設計コンサルタント
 コンピュータルームの設備について、調査、設計、指導などをおこないます。コンピュータのハードウェアに関する深い知識が必要です。
 
こんな人に向く!
メカの構造に強いことが基本
社交性やサービス精神も必要

 コンピュータのとくにハード面に対する興味があることがまず一番の適性。複雑な回路をもつコンピュータの故障修理が主になりますから、メカに強く、冷静な判断力と忍耐力が必要です。
 また、ユーザーのあらゆる問い合わせに対応しなければならず、ハードとソフトの両方の専門知識に加え、ユーザーと円滑にコミュニケーションできる社交性やサービス精神も要求されます。
 コンピュータ機器の進歩はめざましく、つねにメンテナンスの勉強はおこたれませんから、つねに向上心をもって仕事にのぞめる人に向いています。
 従来、CEは男性がほとんどを占めていました。顧客と直接対面する営業・コンサルタント的な側面もあり、きめ細かいサービスが要求されますから、女性の特性が生きてきます。今後、女性の進出がおおいにのぞまれています。
なるには?
電子工学系の知識が必須
研修を受けてから現場へ

 CEになるには、電子工学系の知識が必須ですから、大学・短大・専門学校の関係学科で学んだのち、就職するのが一般的です。
 CEの仕事につくには、コンピュータメーカー、コンピュータ保守サービス会社、アフターサービスをおこなう販売会社などに就職しなければなりません。入社後は3カ月〜6カ月くらいの研修教育を受けてから配属となりますが、コンピュータのハードウェアに関する知識があれば有利です。
 
こんな職場
24時間体制の保守サービス
緊急呼び出しがあることも

 CEの仕事は、巡回訪問と常駐の2つの形態がありますが、大規模なオンライン・システムを稼働させているユーザー以外の保守サービスは、定期的にユーザーを訪問しコンピュータの状況をチェックする巡回タイプが主となっています。
 24時間稼働するコンピュータが多いため、故障修理に迅速に対応しなければならない必要から、24時間体制で交替勤務するところが多いようです。時間外や休日出勤が必要なこともあります。緊急の呼び出しもあれば出張も多い仕事です。
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