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映画監督

どんな仕事?
 文字で善かれた脚本から具体的な映像を生み出す役目が映画監督。イスに座ってスタッフや役者に指示を出すだけではなく、企画の内容、スタッフの選定から撮影、編集まですべての段階に関わり、撮影現場においては最高意志決定責任者だ。企画が決まり予算が集まるといよいよ撮影となる。指示を与えるだけではなく、スタッフは監督にさまざまなことで決定を求めてくる。監督がゴーサインを出さない限りは、どんな優秀なスタッフがそろっていようと撮影は進まない。瞬間、瞬間で常に決定をしなければならない。撮影の後は編集が待っている。撮影したシーンを選んで効果的につなぎ合わせる。編集こそ作品のでき映えを決定する最も重要な作業である。
 日本の映画は斜陽産業といわれるが映画館へ行く回数は減っても他のメディアで映画に接する機会は以前よりはるかに増えている。優秀なソフトを作り続けていく限りどんなにメディアが変わろうと慌てることはない。
 
なるには?
 日本映画の観客が減少して経営の危うくなった映画会社は撮影所システムを放棄して、現在では俳優も技術スタッフもそれどころか監督もほとんど抱えていない。当然、新人の養成もほとんど行っていない。映画会社は映画を作るのをやめ配給に特化している。というわけで映画はほとんどが外注で、映像制作プロダクションが作っているのが現状だ。
 現在活躍している映画監督はほとんどがフリーの立場だったり、制作プロダクションの所属である。また、映画とは関係ない学校を出ていたり、大学を中退していたりで必ずしも映画の専門学校を卒業しているわけではない。
 ということは、監督になる王道は存在しないのだが、共通していえることは、別の仕事につきながらその職場で経験を積み人間関係を作ってから、チャンスを見つけて映画監督の仕事についているということだ。コマーシャル映像の世界から、PR映画の世界から、テレビの世界からと道はいろいろだが、大切なことは自主制作でもいいから映画を撮り続けていくという根性と情熱だ。それが人間関係を作り、「映画を作ってみないか」、「監督をしてみないか」というチャンスにめぐり合わせてくれることになるのだ。

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舞台監督(舞台演出家)

どんな仕事?
 舞台演出家の仕事は演劇公演における総監督である。映画制作から撮影と編集作業を省いた仕事と考えてもいい。舞台演出家には、演出に専念するタイプ、自分のオリジナル作品の演出をするタイプ、自分の劇団をメインに幅広い活動をするタイプなどスタンスはいろいろだ。基本的には劇団を主宰し、その劇団の作品を演出していくうちに、人気が出て有名となり、外部の作品公演に演出家として参加するという人がほとんど。仲間同士で作った小さな劇団でも、地道に公演を続け、演出に関わることで名を上げていくことがプロへの第一歩だといえる。
 
なるには?
 舞台監督(舞台演出家)を目指す人は劇団に入ったり、自分の劇団を旗揚げしたりして公演を打つことが大事だ。また、劇団の裏方を経験することもとても役に立つ。監督になるためには何も資格が必要なわけではなく、経験だけがものをいうからだ。
 さらに、自分で台本も書くようにしたほうがいい。プロを目指すには稚拙でもかまわないから若い感性をオリジナル作品にして仕上げていったほうが勉強になる。
 演出のノウハウを教えてくれる専門学校や大学、養成所に入り勉強する手もある。養成期間中に中間発表会や卒業製作として実際に一本の舞台を制作する機会が持てるのと、講師陣に現役の舞台演出家や舞台関係者が多いので、プロと接することができるメリットは大きい。
 また、ぜひ役者を経験しておこう。役者独特の心理状態、舞台での緊張感などを体験することで、演出家として自分が求めている世界をどう役者に伝えたらいいかがわかるようになる。すなわち、役者を納得させられる演出ができるからだ。
 いずれにしても、実際の現場に到達できるまでには時間がかかるため、仲間を見つけてスタッフや役者をやってもらい、自らが演出する自主公演などを打ち、経験を積んでいくことを忘れないこと。作品を重ねて名を上げて、認められていくことがプロの舞台演出家への唯一の道である。

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