
第二回
ロボット技術の発達とその実用化について
今回は原稿用紙の上手な使い方、書き方について考えてみましょう。
この文章、全体にもう少し推敲を施せば見違えるような内容になる典型的なものです。まず、最後の一マスに句点。が入っているのですが、これは字数オーバーになってしまいます。厳密には三行目、三十四行目の下に読点、があるので、八百三字のカウントになります。設問には「八百字以内で論じなさい」とあるはずなので、こうした場合は、大減点か、採点外になってしまいますから気をつけましょう。
また、三、四、五行目にそれぞれ各助詞「〜が」が三連続して使用されますが、これは「近接同語」と言って、避けた方がよい表現なのです。音読するとわかるのですが、文が単調になってしまいます。これを一般に、推敲不足と呼ぶことになっています。
もう一点、推敲という点で指摘するなら、文末表現が単調な言い切りで終わっていることが多いこと。これも「〜いたのだった」「〜なのである」などと書き加えてみると、文全体の落ち着きがよくなり、締まりが出てきて、説得力のある文章になるはずです。
結論部分を、趣旨に添って書き直してみました。
これからもロボット技術はますます発達し、さらに実用化されてゆくものと予想される。そして、ロボット達は社会に大きく貢献するだろう。しかし、いかなる時代になっても、生活のすべてをロボットに任せるわけには行かないし、当然のことながら、人間も生活の改善に努力を怠ってはならない。つまり、人間の活動とロボットの機能とが融和して、より便利で快適な世の中になって行けば、理想的な社会が実現するのではないかと思うのである。
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