
所感
総合評価は「Aランク」ですが、実際は「Bランク」との間と思って下さい。前半はかなり行文があやしく、後半はのびやかな文体になっていることはおわかりですね。書き慣れれば上手になれるでしょう。
第四回
健康について思うこと
小論文に書く前提として必要なものは2つあります。それは
(1)自分の主張と(2)それが正しいという根拠
を明確に、かつ論理的に書くことです。根拠というのは「理由や具体例」と言い換えることも出来ると思います。高校生が「小論文は難しい…何を書けばいいか分からない」と悩むとき、その原因をさぐると、たいていの場合、先に掲げた二点、(1)自分の主張がはっきりしていない(2)根拠(理由は具体例)がはっきりしていないと、読者を説得できないだけでなく、途中で書くことがなくなります。無理に埋めてみても、結果は最初から分かっているわけです。
さて、今回の文章、冒頭の言い回しに違和感があることは朱として書き込みました。書き慣れていないことが分かります。ただし、問題点を三点に絞り込んで論じる方針を立てたため、後半になると文章が洗練されて来て、一定のリズム感があり、読者を惹き込む文章となっているわけです。つまり、この文書を書いた人は、本来、非凡な才能を持ち、また、社会への関心も比較的高く、筆が乗ってくると、名文を書ける実力を持っている、と言うことが分かるのです。結論部を書き改めて見ましょう。
以上の三要素どれか一つでも欠けてしまったら、健康はありえないのである。また短期に集中して実行するより、長く継続し、持続的な維持管理によって健康な身体は作られるものであると言う。つまり、健康のためには、この三要素を持続的に実行することがなにより必要不可欠なことなのである。
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