
第八回
高齢化社会の中で
今回は、ユニークな視点を持つことについて考えてみましょう。ユニークな発想、独創的な考え、人とは違った視点、これは小論文では非常に高く評価されます。そもそも大学側が受験生にわざわざ「小論文」を課すのはなぜか考えてみましょう。まず基礎学力や、学問に対する関心があるのか、論理的な考え方が出来るのかということの確認のためです。しかし、更に言えることは、何か素晴らしい発想をする有望な人材はいないか、そういう人を探している、ということでもあります。実際、かなり多くの大学で、小論文の採点基準の中に「オリジナリティー」「独創性」「ユニークさ」を含めていました。私の学生時代の経験から言っても、大学の先生は「ユニークなレポート」を高く評価します。ですから、受験においても「ユニークな発想」のできる生徒を捜しているはずなのです。学問を発展させて行くには、これまでにない発想、これまでにない視点が不可欠だからです。ところが「独創性」「ユニークさ」というのは、なkなか見いだしにくいものなのです。それゆえ、こうした個性が非常に高く評価されるゆえんなのです。具体的に、提出されたこの小論文の結論部を加筆しながら検討してみましょう。
高齢化の波は個人個人で止められるものではないが、現状の中で、どのようによりよく生きてゆくか、生き甲斐を持って充実した日々を送って行くか、それが重要なのではないだろうか。
「どのようによりよく」はあまりに平凡なので、さらに「生き甲斐を持って充実した日々を送って行くか」を加えてみました。加筆部分を抜いて読み、さらに、加えて読んでみてください。オリジナリティーとはこのような些細な発想でよいのです。
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