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  動物系  
   トリマー、動物看護スタッフ、トレーナー、動物園飼育系スタッフ、動物カメラマンなどなど、動物に関わる仕事は実に幅広く多彩です。動物が好きな人は数多くいますが、それをじぶんの仕事とすると“好きだから”だけでは済まされなくなっています。そこで動物の仕 事に関連する就職環境についてみていくことにします。
  人気集める動物関連の仕事。反面、受皿は狭き門
 

 近年、動物関連の仕事は常に人気が高く、それに呼応するかのように動物関連のことが学べる専門教育機関も質・量ともに充実してきています。卒業後に、活躍できるフィールドとしては、従来からあるトリマーや動物看護スタッフのほか、最近では、ショップオーナー、テーマパークスタッフ、野生生物調査スタッフなど、他の領域と複合的に関連する職種も増えてきています。
 ところで、いくつかの大手ペットショップやペット用品販売会社、動物関連施設などの採用状況を調査してみると、社会的な雇用環境の停滞もありますが、いずれも実際の採用枠を大きく上回る応募者数を示している場合が殆どです。
 特に動物園や水族館、動物パークなどへの就職志望者は増加傾向というよりは限られた採用枠に対して希望者が殺到しているというのが実情です。
 これらは欠員がない限り比較的募集はしない施設なので志望者には一層狭き門だといえそうです。なかでも、公立系の動物園、水族館では定期採用が極めて少ないですが、学芸員資格が有利に働くことがあるようです。
  欠員が生じた場合の募集などの中途採用は、不定期ですが雑誌や広告で広く募集されています。会社にもよりますが、学歴の制限は特に設けず、動物に関する資格も必ずしも絶対条件とはしていないようです。また、施設の立地条件等から、地元に密着したタウン誌やフリーペーパーで採用情報を公開しているケースも目立ちます。

   
  ◆動物関連求人の具体例<専門学校卒業の場合>(平成18年7月さんぽう調べ)
 

企業の種類

勤務地

採用業種

求人数

初任給(円/18年4月入社実績)

基本給

その他

賞与

   
  各企業とも採用条件の一つに人間性と仕事への熱意を挙げる
   調査会社の求人に際してのコメントをいくつか挙げると、「明朗活発で優しく、勉学心に燃えている人」(東京・動物病院)、「チームワークを重視し、コミュニケーションを密にできる人」(東京・ペットショップ)、「動物の仕事を一生の仕事としてやりぬく気持ちのある明るく、積極的な人」(東京・ペット関連サービス業務)、「前向きで明るく、協調性がある人」(大阪・ペットショップ)、などがあり、人間性と仕事への熱意を強調しています。もちろん根底には動物に対して愛情をもって接することができるかどうかは言うまでもありません。さらに生き物を扱うため、不規則な仕事時間、重いものの運搬や汚物の処理もできるような体力や忍耐力が必要でしょう。
   
  希望先への就職の第一歩はこまめな「情報収集」から
   個々の動物関連の就職先を探すときに最も大切なのはやはり基本的な情報収集です。
 まず、市販されている動物専門誌などに目を通したり、実際にその会社やお店に足を運んだりして、どんなところで、どんな仕事ができるのかを調べてみることです。そのとき大切なことは、自分の目的に合ったお店なり、会社を探すことです。
 同じトリマーでも独立を希望するなら、小さな店で経営のノウハウをひと通り学ぶのも早道のひとつでしょうし、将来、トータルなペットビジネスを目指すのなら、専門誌等で評価・評判の高いペットショップへの就職を目指すのも手です。
 また、同じ訓練所というカテゴリーであっても、家庭犬が中心であったり、使役犬の実績があるなど、力を入れている分野もさまざまです。それだけに事前の研究・調査はとても大切なことなのです。
   
  企業研修や事業所実習も“就職”へ直結する
   一方、動物関連の専門学校へは、毎年多くの求人が集まります。とくに動物病院などは、学校への求人依頼のみで、公募はしない場合が多いというケースが目立ちます。それだけに専門学校で得られる就職情報はとても重要です。
 また、企業で、インターンシップと呼ばれる学外研修を行ったり、動物事業所実習を実施している専門学校も少なくありません。実習先で認められて就職が決まったケースもたくさんあります。
 いずれにしても、各種メディアによく目を通して採用情報をチェックし、同時にショップや動物関連施設に足を運び、動物関連のイベントなどにも積極的に参加することで、好きな動物関連の仕事を探していくことが大切です。
   
  専門学校における就職活動スケジュール
      3月
      就職ガイダンス
      4月
 

    志望分野の選択   個人面談   就職試験対策

      8月
 

    動物事務所実習   業界研究選択   就職試験

      9月
 

    採用内定   就職前指導   就職

   
  動物看護スタッフアンケート
  この仕事をめざした理由は?
 
  • ■小さいころから犬や猫を飼っていて、とても動物が大好きだったから。小さいころからの夢でした。(スタッフ歴6年)
  • ■中学校のときに妹と一緒に可愛がっていた猫が死んでしまって、とてもショックだったこと。現在、妹も同じ仕事をしています。(スタッフ歴4年)
  仕事を通じて一番嬉しいと感じる時は?
 
  • ■入院していた動物や来院してくる動物が元気になった時。心から嬉しくなります。(スタッフ歴4年)
  • ■飼い主さんの動物に対する愛情がヒシヒシと自分に伝わってきた時。(スタッフ歴2年)
  • ■動物が元気になって退院していく時、飼い主さんがとても喜んで「ありがとう」と感謝された時。(スタッフ歴4年)
  これから動物看護スタッフをめざす後輩にアドバイスを
 
  • ■単に動物が好きだというだけでやっていけない仕事だと思います。厳しいことも、大変なこともあります。しかし、それ以上に喜びも多い仕事だと思ってます。(スタッフ歴7年)
  • ■動物病院の仕事というのは、決してきれいなものではなりません。便や尿なども日常的に処理するし、たまには手に直接触れたりします。仕事ですから、家庭で可愛いペットとゴロゴロするイメージとはほど遠いものがあります。そこら辺りをきちんと理解してめざしてください。(スタッフ歴6年)

 

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