HOME > お役立ち情報 > 就職最前線 > ホテル・トラベル・エアライン系
お役立ち情報
  ホテル・トラベル・エアライン系  
   「外国語」は、グローバルビジネスの現場において大切なツールのひとつです。ここでは、語学と専門性を必要とする数多くの職業の中で、ホテル・トラベル・エアライン業界の就職環境や採用事情などについて具体的な事例等をみながらおはなしいたします。
   
  進むグローバル化の波 求められる外国語修得と専門性
 

 長期にわたって景気が後退していることに加えて、秋季・通年・職種別・コンピテンシーといった4月期にとらわれることのない新しい採用形態を採る企業等が増加してきたこと、また、求職者側の職業に対する意識やライフスタイルの変化などから、新規学校卒業者を取り巻く就職環境はどちらかというと低調でしたが、16年4月1日現在、就職率は92.8%(専門学校、高等専門学校、短期大学、大学の卒業者中、就職希望者に占める就職者の割合の平均、厚生労働省調べ)と、前年同期の92.5%をわずかではありますが上回りました。こうした背景の中、ビジネス現場では、日本企業の海外進出や外国企業の日本市場参入と、グローバル化が急速に進行しています。
 以前は外国語を使う職業はある意味限られていましたが、爆発的に成長したインターネット環境と、金融・IT関連産業などの激しく動く国際ビジネス産業にあっては、ある日突然、外資系の傘下に入ってしまう場合や外国企業との提携、または海外市場を視野に入れなけれならない必要性も増し、あらゆるビジネスシーンにおいて外国人とコミュニケーションをとれるだけの語学力を必要とされています。特に世界共通言語である英語に習熟した人材に対する期待は高いようです。
 例えば、英語運用能力を判定する世界標準のテストのひとつにTOEICがあります。TOEICの運営委員会の調査によると、「社員を採用する際にTOEICスコアを考慮するか」という質問に対して、「考慮している」と答えた企業は、実に約54%を占めました。「将来は考慮したい」という回答の22.6%を合わせると約7割以上の企業が採用に際して、英語運用能力に注目していることになります。これはつまり、グローバルビジネスの現場では、英語を核に仕事のできる人材が求められている証です。

   
  ◆求人の具体例<★は大学、短大 ☆は専門学校の例>(平成18年7月さんぽう調べ)
 

企業の種類

勤務地

採用業種

求人数

初任給(円/16年4月入社)

基本給

その他

賞与

 

   
  快適性を提供するホテル業界 カラーによって異なる採用事情
   国際会議の増加やテーマパークの建設、様々なイベントの開催に伴うホテル建設など、ホテルは新規開業ラッシュでホテル業界の求人は増加傾向にあるようです。現場が求める人物像は「確固とした動機、目的意識のある人」「明るく、積極性のある人」などおおむね各ホテルに共通した点があるようですが、家族連れ、ビジネスマン、外国人観光客を多く扱うといったように客層や立地環境が変われば、細かい点においてホテルの特色も変わります。例えば、茶髪や日焼けに関してもホテルによってそれぞれのカラー、目的がありますから採用事情は異なります。
 これからのホテルは、宿泊、婚礼・宴会場に留まることなく、生活にもっと身近なアメニティ空間として機能を人々に提供する役割を担ってきます。“私はベルボーイだから”“カウンタースタッフだから”という職種に捕らわれることなく、環境の変化に即応できるフレキシブルな考えをもった人材が求められるでしょう。
   
  二極分化の進むトラベル業界 望まれる斬新な企画提案型人材
   旅行業界を含む広い意味での観光産業は、世界最大の巨大産業として大きな雇用を創出しています。
 旅行業界は、景気動向に影響を受ける部分が少なからずあるものの、その市場が一気に縮小してしまうことは考えにくいでしょう。
 今後の旅行業界は、ますます価格の「二極分化」が進むものと予測されます。インターネットで手軽に予約から決済まですべてが可能な価格よりも安全性や快適さを重視した高価なツアーなど。今まで以上に、既成概念にとらわれず、柔軟な発想力を持って企画から実際の旅行までをプロデュースできる人材が求められるでしょう。
   
  再編なるかエアライン業界 難関突破のカギは情報収集力
   エアラインビジネスの世界も日本航空と日本エアシステムの大手2社による合併や、羽田空港の拡張工事などがあり、再編が急ピッチで進まざる得ない状況にあるようです。
 エアラインの仕事は、日本航空や全日空等の航空会社だけではありません。カウンター業務などを含むグランドサービススタッフは、航空会社の関連企業である旅客ハンドリング会社から配属されることもあります。合わせて、情報収集をするとよいでしょう。
 また外資系航空会社は、中途採用を行う場合もあるので、ジャパンタイムズ紙や航空業界専門誌などをこまめにチェックすることが大切です。この業界でいうところの“マチュアな人材”が求められることが多く、語学力をベースに一般教養や社会性、正しいマナー等はしっかりと身につけておきたいところです。
   
  大切なのは自己プロデュース 将来の職種イメージを明確に
   これまでに見てきた各業界にあっては、語学力に加えて、「グローバルな視点」での情報収集、広範囲な教養に裏打ちされた専門性も不可欠となってくるでしょう。 また今回、各学校から寄せられたアンケートには、「厳選採用が進み、求人数は増加したものの、内定をもらえる生徒ともらえない生徒の二極化が進んでいる」という声がいくつか寄せられています。最終的には自分がどんな仕事に就きたいのか将来のイメージを明確に描き、自立した就職活動を行うことが大切です。
   
  企業の新卒採用スケジュール(具体例)
 
〜2月
学校への求人票送付
 各専門学校へ募集要項やエントリーシートを配布。希望者は先生へ申し出てもらう。
会社説明会&筆記試験
 学校へ出向き、プレゼンテーションを行った後、英語の筆記試験。
 終了後、記入済みのエントリーシートを提出します。
4月
エントリーシート
書類選考
 提出してもらったエントリーシート並びに英語の筆記試験を基に選考します。
 エントリーシートを重視していますので丁寧に書くことをお薦めします。
1次面接
 面接官1:学生5
 1グループ約45分の集団面接になります。
 面接官によって、個人ごとの質問、グループディスカッション、ロールプレイ等異なります。
 質問項目例
 ・ 自己紹介・ 志望動機
 ・ 質疑応答など
2次面接
 面接官4:学生1
 人事部長ほか各部門長との個人面接になります(所要時間:約20分)。
 エントリーシートの内容などについての質問を行います。
3次面接
 総支配人:学生
 総支配人(外国人)との面接です。
 今までの面接とは違った角度からの質問があります。
内定
   
  業界が望むエキスパート・中途採用事情
 
 新卒・中途を問わず、一般的な傾向として、就職環境には依然として厳しいものがあります。低迷する景気と、構造改革を推進する産業界にあっては、企業側の人事・採用事情も変化せざるを得ない状況です。その流れの中で最近目立ち始めたのが、新卒採用と併行して、技術をもった人材を積極的に中途採用したり、正社員よりも専門のスキルをもった派遣スタッフや契約社員を増強する傾向が雇用側に増えてきたことです。経験のない人を一から育てるより、スグ使える人をタイムリーに効率的に採用したいとの思惑がそこにはあります。
 ホテル・トラベル・エアラインの業界では、いずれの領域でも、英語ができることは大前提で、さらに専門的な知識・技術をスクールで修得する必要があります。しかしながら、実社会ではスクールで学ぶこと以上のものを求められるケースが多く、業界経験者が重用される理由はここにあります。さまざまな引き出しをもったエキスパートを望む声は年々高く、雇用側の事情にあわせて有資格・技術・スキル別といった、多様なスタイルでの募集が行われるのが一般的です。
 また、これ以上に業界で問われるのが基本的なヒューマンスキルです。お客様をはじめとする他者とのコミュニケーション能力や、自己マネジメント力、企画力、発想力、インスピレーションなど、その業界と仕事に精通したスペシャリストだからこそ求められる資質を活かしてのキャリアアップが可能なのも大きな特徴です。

 

トップに戻る