選手の体調を把握し、栄養やコンディションの管理、けがの予防、応急手当などをします。故障した選手へのリハビリ・トレーニングやけがの再発防止の指導、メンタル面のケアも行います。今や選手にとってなくてはならない存在です。古式術等を根幹とした独特の手技で自然治癒力を刺激してけがから患者を回復させる柔道整復師、自然治癒力を高める施術を行う、はり師・きゅう師を兼ねる人が多いようです。医学的知識や栄養知識を生かし、健康維持のアドバイスをする人もいます。 トレーナーの技術を習得できる大学、短期大学、専門学校で学びます。ただし、柔道整復師やはり師・きゅう師は、それぞれの養成課程で学ばなければ国家試験受験資格を得ることができません。 必ず、養成課程を持つ学校に入学するようにしてください。 柔道整復師やはり師・きゅう師は国家試験に合格する必要があります。それぞれの養成校を卒業すると、受験資格が与えられます。基本的には学校での学習内容を身につけていれば合格できます。また、公認スポーツ指導者資格の中に「アスレティックトレーナー」という資格があります。取得方法は他の公認スポーツ指導者と同様で、自分で受験しなければなりませんが、資格取得のサポート体制が整っている学校も多数あります。どんな仕事?選手の調子を万全に整えるどこで学ぶ?必要な資格は?(2024年7〜9月実施 第156回「健康運動指導士」認定試験結果/健康・体力づくり事業財団)※総計数(第32回「はり師」「きゅう師」国家試験結果/厚生労働省)※新卒者・既卒者の合計数受験者数合格者数184130合格者数2,8292,887(2023年 第3回養成校・養成機関対象/日本トレーニング指導者協会)(第32回「柔道整復師」国家試験結果/厚生労働省)受験者数5,027受験者数253合格率70.7%合格率69.3%70.2%39合格者数3,337合格率66.4%合格者数142※新卒者・既卒者の合計数アスリートを心身ともに支え信頼される専門家健康運動指導士区 分第156回はり師・きゅう師区 分受験者数はり師4,176きゅう師4,111技術を修得できる学校へ医療系資格は養成校へ医療系は国家資格が必須「アスレティックトレーナー」も多数の人が取得スポーツ選手が試合などで最高の結果を出せるように手助けをするのがトレーナーの主な役目です。食生活や疲労回復、けがを予防、またはしてしまった選手のリハビリなども行うため選手にとっては欠かせない存在です。JATI認定トレーニング指導者合格率区 分第3回56.0%柔道整復師区 分第32回トレーナー
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