2022年 ■現状総務省統計局のデータ(2024年5月1日現在)によると、日本の総人口は、前年に比べ約53万人減少。65歳以上の高齢者人口は、約3,625万人と、前年に比べ4万人増加し、過去最多となりました。また、65歳以上の人口の割合は29.3%と、前年に比べ0.2ポイント上昇。過去最高を記録し、世界的にも突出した割合で、福祉関連業務の人材不足はしばらく続きそうです。2024年 2023年 厚生労働省は、2025年度から介護福祉士の国家試験に「パート合格」を導入する方針を決定しました。現行の試験では13科目の筆記試験を実施していますが、制度の導入後はこれらを3つに分け、合格したパートは翌々年度まで受験を免除できる仕組みに変更されます。再受験は不合格になったパートのみ必要で、効率よく学習できるでしょう。介護福祉士の資格取得を目指す人にとって、試験に挑戦しやすくなる制度といえます。業界注目キーワード介護福祉試験に「パート合格」を導入 (公益財団法人社会福祉振興・試験センター 登録者の資格種類別−年度別の推移)(厚生労働省 令和4年社会福祉施設等調査)<老人福祉施設数>(老人福祉施設5,158件、有料老人ホーム17,327件)関連職種関連職種●ニチイ学館 ●ベネッセホールディングス(介護・保育事業) ●SOMPOケア ●ツクイ ●セコム(メディカル事業) ●SOYOKAZE ●セントケア・ホールディングス ●シップヘルスケアホールディングス(ヘルスケアサービス事業) ●ケア21 など・介護福祉士 ・社会福祉士 ・福祉住環境コーディネーター ・ソーシャルワーカー ・ケアマネージャー ・介護施設管理 ・ケアフィッター ・福祉ビジネス/福祉エンジニアリング ・手話通訳 などⒸあいち造形デザイン専門学校(単位:千人)80000.060000.040000.020000.00.0令和2年度●介護予防サービス及び介護サービスの年間累計受給者数の推移(厚生労働省 令和5年度介護給付費等実態統計の概況)63163.56219.064830.065857.767079.46381.76524.4令和3年度年間累計受給者数令和4年度令和5年度年間実受給者数6632.0─ 26 ─福祉・介護に関する業界全国の老人福祉施設の数 22,485件数字・グラフで見る業界データ超高齢社会にともない高い社会的ニーズ<介護福祉士、社会福祉士登録者数>全国の介護福祉士、社会福祉士の登録者総数の推移は? 介護福祉士 1,819,097人 1,881,860人 1,941,748人299,408人社会福祉士 業界の現状と展望業界を代表する企業例266,557人 280,968人 異業種参入が続々!業務効率化へ期待■展望「飲食業界」「保険業界」「不動産業界」などの異業種から介護業界に参入するために、M&Aが行われることが増えています。その理由のひとつが介護給付金の拡大です。2025年には2015年度の約2倍である、21兆円まで拡大することが見込まれており、今後の介護市場の拡大に繋がると予想されています。介護業界は高齢化を背景に成長産業と言われていますが、中堅・中小事業者が多く、経営難に陥っているケースも多いです。異業種の参入により、経営改善や業務効率化が期待されます。
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