保育 士 資 格 大 学子ども学科・幼児教育学科など短 大幼児教育科・保育科など養成学校専門学校・養成所(2・3年)大学2年修了、短大卒業以上の者国家試験校の夜間部は3年です。●授業内容 授業内容は大きく分けて①基礎科目②専門科目③実習があります。 専門科目では・心理学系統・保育教育学・保育内容系統・実習・基礎技能・福祉学系統の3系統が主になっています。 これらをバランスよく学び、子どもに関する知識を深めていきます。 実習は保育所やその他の児童福祉施設で行われます。●学費 国公立と私立とでは、国公立の養成施設の方が割安な学費になっていますが、私立は学校独自の奨学金や、さまざまな特待制度を用意している場合も多くあります。●卒業後の進路 多くの人が保育所に勤務しますが、そのほかにも勤務先として、乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、知的障がい児施設、─ 42 ─市町村役場などがあります。資格を取るには?どんな仕事? 保育士とは、両親や家族など保護者に代わり、乳児から小学校入学前の子どもの保育を行う専門家です。保育所や児童養護施設などの児童福祉施設で、子どもの年齢に応じ、養育を行います。 保育士資格を持っている人は、児童生活支援員にも就くことができます。どこで学ぶ?厚生労働大臣または都道府県知事指定●学校の種類 保育士養成施設には、大学・短大と専門学校があります。そのほか、大学・短大の通信教育でも資格取得が可能です。●修業年限 大学は4年、短大・専門学校は2・3年(昼間部。専攻科もあり)。専門学イメージチャートゆるやかに進む処遇改善。保育園選びが重要に。保育士資格取得は養成校で学ぶのが近道 保育士資格はいずれの取得方法でも、得られる資格に差はありませんので、自分に合った取得方法を選択してください。 左図の大学、短期大学、専門学校へ進学する方法を選択した場合、取得までの時間(最低でも2年)と費用(1年あたり約120万円)がかかりますが、無事に所定の単位を取得できれば、卒業時に資格が取得できます。同様に都道府県知事が実施する保育士試験の受験を選択した場合は、進学に比べて取得までの時間(実務経験は除く)と費用を大幅に抑えることができます。学習方法によっては仕事や家事との両立も可能です。 大学や短期大学との併修制度(P32参照)のある専門学校などは、幼稚園教諭免許状との同時取得も可能ですので、おさえておきましょう。少子化が進む今もなお、保育士の不足は続いています。処遇改善、配置基準の改善などがゆるやかに進んでおり、保育士の労働環境は今後さらに改善していくことが見込まれています。保育園によって働き方が大きく異なるため、自分の希望に合った就職先の選択が重要になるでしょう。保護者に代わって保育を行うの養成施設で学びます保育士
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