分野別ガイドブック No.5
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男性女性(万人)1380一般企業医療関連業界注目キーワード経理部門のDX化■現状事務・経理・秘書は、あらゆるビジネスの基礎を支える仕事です。関わる業界は多種多様で、業界によってルールや習慣、環境は異なりますが、作業そのものの基本は変わりません。業務効率化のため、グループ企業の中でこれらの業務の担当部門を1カ所にまとめて共有し、関わる人数を減らすなどで、コストを下げる企業も増えています。また、これらの業務を一手に引き受けることを専業とする企業も活躍しています。日本企業のDX化が進まなければ、2025年以降に大きな経済損失が発生する「2025年の崖」という問題が注目されるようになり、経理部門のDX化の対応が急務になっています。また、2022年1月に電子帳簿保存法が改正、2023年10月にはインボイス制度が開始されました。これらの動きに対応できるように、ペーパーレス化の促進やデータを可視化するなど、業務の属人化を防いで効率化を図る動きが加速化していくと予想されます。(2023年労働力調査年報 ※平均値)©あいち造形デザイン専門学校●一般事務 ●営業事務 ●貿易事務 ●国際事務 ●秘書 ●受付 ●企画・調査 ●販売促進 ●OAオペレーター ●広報・宣伝 ●人事 ●カスタマーサポート ●経理 ●財務 ●会計 など●診療情報管理士 ●医師事務作業補助者 ●医療秘書 ●医療事務 ●介護事務 ●病棟・外来クラーク ●調剤事務 など●事務従事者の推移●事務従事者男女比率136013401320130012801260124012202019年2020年2021年2022年1,4011,3791,3511,3191,4062023年約849万人約557万人(2023年労働力調査年報 ※平均値)29事務・経理・秘書等に関する業界事務従事者 男性事務従業員 女性事務従業員 オンラインアシスタントのニーズが高まっている■展望テレワークの普及に伴い、近年ではインターネット上で企業の業務をサポートするオンラインアシスタントの需要が高まっています。オンライン秘書やオンライン事務とも呼ばれ、企業と業務委託契約を結ぶ場合もあれば、オンラインサービスを提供する企業に属してチーム制で行う場合もあります。幅広く活躍できるように、コンピュータ関連の知識や技術を身につけておくことが必須になるでしょう。数字・グラフで見る業界のイマ従事者は堅調に増加 女性の活躍が続く業界の現状と展望主な事務・経理・秘書等の種別1,406万人557万人849万人

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