FashionBusinessOutline新しいファッションを創り出す■■Speciality store retailer of Private label Apparel■■■■■■■■■■ファッション産業とは かつてファッションという言葉は、「流行・はやり・服装」などと訳されていました。それが今日では、ファッションというと食べること、住むこと、遊ぶことなど生活のすべてを意味するようになっています。流行という形式にとどまらず、生活や生き方のスタイルまでを含むようになったと言えます。 ファッション産業とは、消費者に夢や感動を提案し、ライフスタイルを充実させる商品・サービスを提供することで収益を確保するビジネスです。服飾に限らず、美容・化粧品、インテリアをファッションのように楽しむホームファッション、ファッショングッズ、スポーツ・アウトドア・音楽など幅広い範囲を対象としています。 近年の世界的経済状況によって、ファッション産業も少なからず影響を受けていることは否めません。しかし、世界的にもトップレベルの技術と感性をもつわが国には、積極的に新技術・新商品の開発に取り組む企業が数多くあります。今後は海外の成長市場に目を向けたグローバルな新しい展開にも期待されています。■■■■■■■■■■■■アパレル産業とは ファッション産業の中核をなすのがアパレル産業で、衣服と身の回り品の製造者・小売業者からなる産業です。アパレル産業は衣料品産業と訳され、特に既製服製造業を意味すると言われています。アパレル業界はそのトレンド性から、さまざまな業界とつながり、また巻き込んで新たなライフスタイルを形成する軸となっていく日本の核となる産業の一つといえるでしょう。 アパレル産業の仕組みは、扱う商品形態の特徴を川の流れにたとえ、川上・川中・川下と表現されることがあります。繊維原料や糸、織・編み地までを企画生産する素材産業を川上、アパレル商品を企画・生産する産業を川中、消費者に直接接する小売業を川下と呼んでいます。 アパレル製品は婦人・紳士・子どもといった性別・年齢別に分類されるほか、フォーマル・カジュアル・スポーツウェアなど用途別にも分けられます。卸売業には、特定業種だけを手がける専業アパレル(メーカーおよび卸商)と、複数業種を総合的に手がける総合アパレルとがあります。■■■■■■ファッションビジネスのアウトライン
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