分野別ガイドブック No.7
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関連職種関連職種関連職種●音楽配信年間売上額(100万円)150,000140,000130,000120,000110,000100,00090,00080,00070,00060,00050,00040,00030,00020,00010,0000業界注目キーワードAIカバー音楽事務所音楽出版■現状日本は他国と比べてCD売上が高く、アーティストグッズとしての位置づけが定着しています。一方で、有料音楽配信も負けてはいません。2022年には売上が初めて1000億円を突破し、CDの売上へと近づきつつあります。これは、コロナ禍での巣ごもり需要や通信料金の値下げでサブスク(定額聴き放題サービス)の利用者を順調に増やしたことが大きな要因になっていると考えられます。レコードメーカーコンサート・イベント関連(資料:日本レコード協会発表「日本のレコード産業2024」より)・ミュージシャン ・歌手・ミュージシャン ・歌手・サウンドクリエイター(作曲・作詞・・音楽プロデューサー・レコーディングエンジニア・コンサートプロモーター・A&R など●ユニバーサルミュージック ●エイベックス ●ソニー・ミュージックエンタテインメント●キングレコード ●ポニーキャニオン ●ワーナーミュージック・ジャパン など●アミューズ ●烏龍舎 ●オフィスオーガスタ など●ウドー音楽事務所 ●ケン&スタッフ ●シミズオクト ●ディスクガレージ ●キョードー東京 ●キョードー大阪 ●キョードー西日本 など●フジパシフィックミュージック ●サンミュージック出版 ●松竹音楽出版 ●全音楽譜出版社 ●シンコーミュージック・エンタテイメント など編曲)近年、AIが人の声を再現し、アーティストの曲をカバーするコンテンツが物議を呼んでいます。これまでになかったコラボレーションを疑似体験できる技術ですが、パブリシティ権を侵害する行為だと指摘されています。実際に、声を無断使用される人たちからも抗議の声が上がっており、適切に生成AIを扱う仕組みづくりが求められています。2664.46670,62857.2972017年2018年2019年116,498105,01889,53878,2552020年(資料:日本レコード協会発表の調査資料より)2022年2023年2021年音楽に関する業界2023年度CD生産金額1,391億円2023年度有料音楽配信売上金額1,165億円2023年度アナログレコード生産金額63億円2023年度音楽ビデオ生産金額745億円最新技術が実現する新たなライブパフォーマンス■展望デジタル技術の発達により、AR(拡張現実)を利用し、現実世界とデジタルを融合した演出するなど、ライブでのパフォーマンスの幅が広がっています。また、モーションキャプチャーを使えば、素顔を明かしていないアーティストでも、アバターとして観客の前に立ちライブパフォーマンスすることができるようになりました。今後もデジタル技術を使った新たな試みや、覆面アーティストによるライブ開催の機運は高まっていくでしょう。数字・グラフで見る業界データ配信市場が勢いを増す中、アナログブームも過熱<業界規模>業界の現状と展望業界を代表する企業例

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