学びのすすめNo.2_2006
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どうちがう?おきたい知って2つの違いまとめまとめまとめまとめまとめまとめ知っておきたい2つの違い ● 15ちがいシリーズちがいシリーズここでは、経済・経営分野の学問や仕事などでよく耳にする、似ている2つの言葉の素朴な「ちがい」について、分かりやすく解説します。ちがい例えば「日本経済」といったように経済全体を多様な視点から考えるのが経済学部です。「税理士」とは?納税者に代わって税務申告を行う「税務代理」、「税務書類の作成提出の代行」、「税務に関する相談」が主な仕事です。これら3つの税理業務は税理士の独占業務とされています。ちがい税理士は相談者の側で税務を代行する専門家です。クライアントは個人や中小企業・ベンチャー企業が多いようです。ちがい国家や市場などの全体的な視点から経済をみていく学問「経済学部」とは?経済学部では消費者、企業、政府の視点から経済全体について論理的に学びます。世の中のお金が流れていく仕組みを考えます。・世の中のお金の流れの仕組みを論理的に考える・多様な視点から経済全体について学ぶ・税理士は税務業務を代行するのが主な仕事である・企業の代理人として企業に寄り添ったサービスを提供する「マクロ経済学」とは?家計や企業の集合体である国単位の経済がどのように成長し、変動していくのかを考える学問です。GDPなどの集計データを元に研究していきます。です。・経済学を全体的な視点で捉え、経済政策について考える・国単位の経済状況を理解し、集計データから経済政策を見極めていく「経営学部」とは?主に企業に焦点を当てて、経営の仕組みについて学びます。経営学の基礎に加えて販売計画や経営管理など、企業経営の現場で使える実務的な知識を身につけます。ちがい基本的には経営者の視点から、会社を発展させることについて考えていきます。「公認会計士」とは?企業作成の財務諸表が適正であるかを第三者の立場から評価する「監査」を行います。公認会計士は独占業務の「監査」を行えるほか、税理士登録をすることも可能です。ちがい中立の立場から監査を行う専門家が公認会計士です。監査を受ける必要がある大企業がクライアントとなります。「ミクロ経済学」とは?個人や家計が財をどのように消費するか、個々の企業がどちがいマクロ経済学が全体的な視点なのに対し、具体的に個々・経営者の視点から企業発展について考える・現場で役立つ経営について実践的な知識を身に付ける・中立の立場から監査業務を行うのが主な仕事である・登録することで税理士の独占業務も行うことができるが、専門知識の修得が必要のように財を生産するかなど、個々の経済活動について分析します。の経済メカニズムについて考えます。・個々の経済活動について分析する・家計や企業などといった個々の視点から経済活動をとらえ、そのメカニズムを考える「経済学部」と「経営学部」、どうちがう?「経済学部」と「経営学部」、どうちがう?「税理士」と「公認会計士」、どうちがう?「税理士」と「公認会計士」、どうちがう?「マクロ経済学」と「ミクロ経済学」どうちがう?「マクロ経済学」と「ミクロ経済学」どうちがう?

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