経済学系〈ECONOMICS〉個人(ミクロ)から政府(マクロ)まで経済活動の法則を解明する学問紹介おもな経済学系学部関連する学問系統・経済学・経営学・経済学科 おもな学 科・国際経済学科 ・現代経済学科・経済経営学科 ・経済システム学科・経済情報学科 ・社会経済学科 etc. 政治経済学部では、政治学と経済学を結合させた研究と教育が行われます。もともと政治と経済は互いに車の両輪のような密接な関係があります。政治の最重要課題のひとつは常に経済であり、一国の経済発展は政治的な施策に大きく影響を受けます。 経済学では経済活動や市場社会について、政治学では政治や政策、行政などについて学び、2つの学問で得た知識を結合して課題に取り組むことで、どのような問題解決方法があるかを考える力を養います。じフィールドを持ちますが、まったく違う目的を持つ学問です。経済学が市場の大きな流れや個人の購買メカニズムを学ぶのに対し、経営学は会社がより大きな目標を達成するために資源を最大限活用する術を学ぶ学問です。2つの学問を複合的・総括的に学ぶことで、将来的に会社経営や戦略立案に応用できる複眼的視野を養うことができます。ンニング技能士や証券アナリスト、銀行業務検定などがあり、公認会計士、税理士、行政書士、社会保険労務士、中小企業診断士、宅地建物取引士、簿記検定などの資格取得を目指す人もいます。がマーケット(市場)を形成し、モノやサービスを売買することによって成立しています。経済学とは、そのようなマーケットの法則を解明し、世の中に存在する資源、モノ、お金などの流れを理論化することで、豊かな社会を創造する方法を研究する学問です。日本の国内外で発生している経済に関する問題のメカニズムを解明し、どのような経済政策が望ましいかを検討していきます。 経済学には多くの理論がありますが、中でも「マクロ経済学」と「ミクロ経済学」は重要な分野です。マクロ経済学は国家や国民、市場といった大きな視点から経済のメカニズムを考える学問です。たとえば、国民の所得水準や一国の物価水準はどのように決まるのか、景気の変動にはどのような法則があるのか、などのテーマを扱います。 一方、ミクロ経済学は、消費者や企業など個々の経済主体の活動に視点を置いた学問です。たとえば、普段私たちが買い物をする商品の値段がどのように決まり、変動するのかなどを分析します。おもな専攻カリキュラム・ミクロ経済学・経済政策・マクロ経済学・産業組織論・経済学史・金融論・経済統計学・国際経済学・行動経済学・地域経済学・計量経済学社会におけるモノやお金の動きの法則を解明する 私たちの社会は多くの人々や企業、団体歴史にはじまり、経済の理論、経済活動や市場社会の実態、マーケットで起こり得る問題とその解決策などについて学びます。 経済学の中心となるのは、経済活動や市場社会の機能を理解し、解明するための「理論」です。まずはマクロ経済学やミクロ経済学について基礎的な知識を学び、年次が上がるにつれて、上級マクロ経済学、上級ミクロ経済学など、より高度で専門的な知識も蓄えていきます。 経済学ではモデルを作って数理的に分析する方法がよく用いられます。「ゲーム理論」はこのような数理モデルを用いた代表的な学問であり、現代の経済学の中心ともされていることから、経済学部において数学の重要度は非常に高いといえます。 経済の理論を学ぶことは、経済的側面から社会の仕組みを捉え、分析して、どうすればより健全な方向に進めるのかを考えることでもあります。経済学はもともと社会的な問題を解決する方策を探るために生まれた学問であり、それを学ぶ人にも常に問題意識を持つことが求められます。部です。政経学部とよく略されますが、政経学部が正式名称になっている大学etc.もあります。【資格・進路】就職は金融系、商社、IT 企業、公務員など多分野 経済学を学んだ学生は特定の分野にはそれほど限定されず、さまざまな業界で活躍しています。金融系をはじめ、商社、IT企業、メーカー、国家・地方公務員、マスコミ、保険、教育分野などに就職しています。関連資格にはファイナンシャル・プラ●経済学部 経済の基本的な仕組みや経済学の●政治経済学部 政治学と経済学とを総合的に学ぶ学●経済経営学部 「経済学」と「経営学」は市場という同 ・政治経済学科6 ● 学びの内容経済学系学部
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