30 自動車の仕事を担う人たちお役立ちDATA初任給例活躍の場関連資格SDGsに期待される新しいクルマ業界日本の製造業のトップランナーぼ横ばいでしたが、北米市場での4.0%減の影響が大きく全体では0.9%減となりました。アメリカの相互関税政策が懸念されていますが、来期は全市場での前年度アップを見込んでいます。なお、技術面においてはホンダが、世界に先駆けて高度な自動運転機能「トラフィックジャムパイロット」(渋滞運転機能)を、市販モデルで実用化しています。国土交通省による自動運転の定義によると、これは「レベル3」(条件付き運転自動化)にあたり、制御をドライバーでなくシステムが監視することで、ドライバーは前方を注視する必要がなくなるということです。しかし、現段階ではまだ制限も多いため、各社はさらに高次元な「レベル4」(高度運転自動化)の自動運転の実用化をめざしています。 「2050年カーボンニュートラル宣言」が発表され、CO₂などの温室効果ガスを2050年までに実質ゼロにする試みが環境省を中心に進められています。また、「夢の燃料」といわれる水素を燃料とするFCVにも一段と注目が集まっていますし、今後も自動車業界の新技術や成長戦略から目を離せません。 「2050年カーボンニュートラル宣言」CO₂排出を減らし、脱炭素社会の実現を目指す新時代へ 世界中に広がった新型コロナウイルスは、自動車メーカーの生産、販売活動に甚大な影響を及ぼしましたが、ここにきて完全に回復しました。2023年の世界の自動車販売台数は前年比11.9%増の9,275万台、自動車生産台数は10.3%増の9,355万台となり、ようやく販売、生産ともにコロナ前の数値を超えました。世界最大の自動車市場である中国の販売台数は12.0%増の3,009万台で初めて3,000万台を超え、生産台数も11.6%増の3,016万台に達しました。とりわけ新エネルギー車(NEV)の販売台数は37.9%増の950万台で前年よりも大きな伸び率を見せているので、今後もさらなる成長が見込まれます。 国内を見てみると、2025年5月にトヨタ自動車が2025年3月期の決算を発表し、営業収益が6.5%増、営業利益は10.4%減、当期利益が5.6%減となりました。連結販売台数は、国内市場が前年比0.1%減、欧州市場が1.6%減、アジア市場が1.9%増とほ□自動車メーカー □自動車ディーラー□自動車整備工場 etc.●自動車整備士 ●危険物取扱者●CAD利用技術者試験 etc.※自動車組立従事者 20〜24歳男性の例約23.7万円(厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」)自動車の仕事を担う人たち
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