※2025年5月 さんぽう調べ37航空の仕事を担う人たちお役立ちDATA初任給例活躍の場関連資格●日本に就航している主なLCC(格安航空会社)人材を確保して、さらなる飛躍を目指すパイロット・整備士の養成が急務コロナ禍から大きく回復2024年に旅客数が過去最多!? 航空関係の仕事には主に航空機の製造に関わるものと航空機の運行に関わるものがあります。 航空機の製造は、複数の会社が協力して行われることがほとんどです。大型の旅客機は通常、エンジン、翼、本体などパーツごとに各国で製造され、最終的に1つの機体に組み上げられます。アメリカの航空機メーカーの新型機「ボーイング787」では川崎重工業のほか、三菱重工業、SUBARUの日本企業3社が主要構造部位の約35%を担当しており、複合材料の炭素繊維も国内メーカーの東レが請け負っています。 航空機の運行に関わる仕事はさまざまなものがあります。パイロットのほか、航空整備士や客室乗務員、管制官、空港で航空機の誘導を行うグランドハンドリングや搭乗手続きを行うグランドスタッフなど、多くのスタッフによってフライトが成り立っています。 2020年から世界的にまん延した新型コロナウイルスの影響により、国際線はもとより国内線の需要も激減。規模の小さいLCCは大変厳しい状況に置かれました。しかしながらワクチン接種が進み、新型コロナウイルスが5類感染症に移行したことで完全に回復しました。国際航空運送協会(IATA)は、2024年の世界の航空旅客輸送量が前年比10.4%増であったことを発表しました。これはコロナ禍前の2019年に比べても3.8%増となっています。今後も成長が期待され、2025年の航空旅客輸送量は初めて50億人を越えると予想されています。 航空旅客運送量が増えれば、当然パイロットの人数も今まで以上に必要になりますが、現在、パイロットの供給が追いつかず、航空各社は頭を悩ませています。 国土交通省は、パイロット定年の年齢引き上げや、自衛隊OBの採用など対策に乗り出しています。また、国内での人材育成に重点を置き、高額な授業料がネックであった私立大学のパイロット養成課程の学生に対し、奨学金制度導入を検討するなど、優秀な人材の育成に期待を寄せています。ピーチ・アビエーション、スプリング・ジャパン、エアプサン、エアアジア、ジェットスター、ジップエア、チェジュ航空、タイガーエア台湾、ティーウェイ航空 他□航空会社 □航空機使用事業 □航空機器メーカ一 □空港関連事業会社 etc.●航空整備士 ●航空無線通信士 ●自家用操縦士※輸送用機器技術者 20〜24歳男性の例約23.5万円(厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」)航空の仕事を担う人たち
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