ようゆう環境保全のスペシャリストに聞きましたDOWAエコシステムグループメルテック株式会社製造部 操業グループすずき そうま▶栃木県立農業高等学校環境デザイン科出身。環境保全に役立つ仕事につきたいと思い始めていたとき、高校が合同で開催した企業ガイダンスで、灰のリサイクル(再資源化)事業を行うメルテック株式会社に興味を持ち入社。入社後の取得資格はガス溶接、玉掛、低電圧取扱等。排ガス担当を経て現在は溶融工程を担当。趣味は友達と遊ぶこと、アニメ鑑賞。「灰のリサイクル」の仕事に驚きと興味 私は高校生のとき、企業ガイダンスで、DOWAグループのメルテック採用担当の話を聞き「家庭ごみを燃やした後の灰から金属を回収し石を作る」という仕事を知りました。「ごみの焼却灰から道路工事などに使う石を作れるのか!」と驚きと興味をもったことが、この仕事につくきっかけになりました。なお、メルテックで回収した金属分は、同じグループ会社の小坂製錬に送り、金、銀、銅などの金属にリサイクル(再資源化)しているそうです。24時間稼働の溶融工場での担当工程 私が働く成型、溶融、排ガスの4工程があり、5名1班で工程を受け持ちます。溶融工場は24時間動いていて、3交代勤務で従事します。 現在私は、溶融の担当をしています。溶融は、成型した灰を燃料とともに溶融炉に投入、1,600℃以上の高温で溶融し、炉から排出された高温の溶体を自然冷却させる工程です。灰を溶融するには、炉内の温度を一定の高温に保つ必要があり、炉内の温度調節が難しいです。灰の供給量を減らしたり、 溶融工場では、灰の受入後、乾燥、ごみの焼却灰から石を作る再資源化の仕事変化に対応し信頼できる仲間と環境を守る鈴木 奏真 さん
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