は ぐ ちかりばらいきSpecial interview ★ Soma Suzuki先輩からのノウハウ+自分で考えることで成長できる私たちがリサイクルで作り出した1個の石、ひとかけらの金属が、ごみ処分場の残容量や天然資源の節約になり、環境を守ることにつながっています。初めはうまくできなくても、助けてくれる先輩がたくさんいます。先輩から教えてもらったノウハウと、自分の経験を活かし、考えることで、どんどん仕事が面白くなってくると思います。私もまだ成長段階なので、一緒に頑張っていきましょう!農業高校時代の棚田作り、資格取得 農業高校の授業で印象に残っているのは棚田作りです。機械を使わずに自分たちの手で地面を掘り、シリカを入れて改良した土に入れ替えました。環境に配慮した棚田作りの経験から、「きれいな環境を守りたい」という意識がますます強くなり、今の仕事に向き合う姿勢にも、その想いが活かされていると感じます。また、学生のうちにフォークリフト、アーク溶接、おいたのは、入社してから仕事に直接役に立ったと思います。目標は「変化に気づいて頼られる技術者」 今後の目標は、現場の変化に敏感に気づいて臨機応変に対応でき、先輩から受け継いだ技術を後輩にしっかりと教えていくことができるような、頼られる存在になることです。尊敬する先輩たちのように、「鈴木さんがいればなんとかなる」と言ってもらえるような技術者を目指しています。燃料空気量を増やすためにを突いたりして、炉内の温度を上げる作業を行います。対処が遅れると最悪の場合炉が止まってしまうため、計器や現場の原料の状態を見ながら、原料投入後にどれくらい早く炉内の変化に気づいて対処できるかがポイントになります。安全対策と助け合いが重要 危険な作業を行うときは、必ずリスクの想定をしてから臨みます。溶融工程では、炉から取りだす時点でも1,000℃を超える焼却灰の溶体を取り扱います。面体や長手袋などの耐熱保護具をつけて、安全対策が万全な状態で現場に入ります。 また、工場を24時間動かすためには、自分が受け持つ前後の時間帯や工程の担当者としっかりコミュニケーションをとること、助け合うことが欠かせません。信頼できる仲間がいるからこそ乗り切れ、達成できることは多いと思います。羽口(送風口)刈払機の資格を取って環境保全の仕事をめざす高校生へのメッセージ
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