(矢野経済研究所 2024年発表)83,56410000092,34991,7328000075,15876,10580,59160000400002000021業界最新動向ビューティ業界ファッション業界理容・美容業界ファッション業界 0 予測困難な状況だからこそ工夫が求められるアパレルブランドの将来は?アパレル販売の将来は?●業界動向近年、需要が高まっているのは、「サステナビリティ」なアイテムや「エシカル消費」など環境や人権に配慮した製品です。それを踏まえて、上質なファッション需要を掘り起こして自社製品に値段に見合うだけの価値があると示し、品質と価格のバランスを慎重に見定め、販売数量を伸ばしていくことが期待されています。●主な企業株式会社ワールド、株式会社イッセイ ミヤケ●業界動向オンライン接客やライブコマースの活用はもちろんですが、バーチャルファッションなど新しい分野にも積極的に関わっていけるかが今後の分岐点となりそうです。従来の業態に加え、AIなどの最新技術を活用したECシステムのアップデートを行うことは、顧客の利便性向上と人手不足対策を両立する施策として有効です。●主な企業株式会社三越伊勢丹ホールディングス、株式会社阪急阪神百貨店8兆3,564億円(前年度比103.7%)1位 ファーストリテイリング(2兆3,011億円)2位 しまむら(6,161億円)3位 アダストリア(2,425億円)4位 ワールド(2,142億円)5位 ワコールHD(1,885億円) 海外ブランドのアジア市場参入を見据えるファーストリテイリングはアジア諸国をはじめとした海外での売上が好調で、売上と店舗数ともに海外が国内を上回っています。2023年の業界全体の業績は、店舗販売とECサイトの相乗効果によりプラスで推移しています。一方で、景気後退などにより多くの企業が低価格競争への参加を余儀なくされています。ブランドの価値を示す努力とともに、国際情勢を踏まえたグローバル戦略の練り直しが喫緊の課題といえるでしょう。国内アパレル総小売市場規模の推移2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年注1.小売金額ベース矢野経済研究所調べ(業界動向サーチ 2022年〜2023年版)アパレル市場規模売上上位最新動向
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