つくにはBooksNo.5_2026
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22最新海外動向海外での幼児教育者ニーズ増加フィットネスクラブ会員が世界規模で急増中ここでは、こども・福祉・心理・看護・医療・健康業界の、海外における最新ニュースや動向、流行、活用・応用技術についてわかりやすく紹介します。看護師は世界的に人材不足が叫ばれています。シンガポールでは看護師不足の当面の解決策として外国籍の看護師を多く受け入れており、同国では現在、国内で働く看護師のうち少なくない割合が外国籍の人で占められています。日本人看護師も、シンガポールの医療機関で働く場合は国際看護師として現地の看護師資格を取得する必要があり、資格試験の受験をしなければならないのですが、日系医療機関であれば日本資格で通用するケースがあるため、現在海外での就職を考えているのであれば、現地の日系医療機関や就労ビザの申請方法などについて調査しておく必要があります。保育士資格や幼稚園教諭の資格は日本のみならず、海外からの求人も数多く存在しています。特に駐在員の家族等をターゲットにした日本人の子ども専門の保育園・幼稚園の求人は非常に多く、海外の保育・幼稚園系求人の中心となっています。日系保育園・幼稚園の場合、日本語のみでOK、という求人の割合が多いようです。他にも、さまざまな国の子どもに国際的な幼児教育を行う「インターナショナルプレスクール」や、現地のオフィス内における託児所なども、働き口として挙げられます。これらの施設では、日本語以外の語学力が必要となる場合も多いです。ヘルス&フィットネスクラブの世界市場規模は、2024年の時点で1,247億ドルに達し、その10年後には3,000億ドルを突破するとみられています。もともと海外では、アメリカを中心にフィットネスクラブやジムの会員が多かったのですが、コロナ禍以降、人々が自身の健康に対する意識が高まったからか、その人数は世界各地で急増しています。もし海外でスポーツトレーナーとして働こうとする場合、専用のトレーナー資格を取得する必要があり、資格によってはアメリカの大学への留学が必要です。保育分野 看護・医療分野 世界的な看護師不足で「外国籍看護師」へ転身健康分野こども・福祉・心理・看護・医療・健康業界の、最新海外動向

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