AI拡張型開発とは、AIを活用してソフトウェア開発の効率を向上させる手法です。コード生成、デバッグ、テストの自動化などにAIを取り入れることで、開発スピードと品質の向上が期待されています。DMM.comの実証実験では、コーディングAI「Cline」はバグの特定や修正を、人間の半分以下の時間で完了できることが示されました。とはいえ、AIが得意とするのは、学習データを参考にして行う作業です。最新の技術など前例のない作業は、利用者自身が行う必要があります。AIに開発作業をどこまで任せるか、利用者の技能と判断力が問われるでしょう。HAPS(ハップス)とは「High Altitude Platform Station」の略称で、無人航空機などを利用し、成層圏から広域な無線通信サービスを提供する新しい通信システムのことです。従来の地上系ネットワークではカバーできない山岳部や離島などで利用できる点がメリットです。2027年の実用化に向けて多くの事業者が参画し、「空飛ぶ基地局」としての無人航空機の開発を行っています。その名の通り、マイクロサイズの小さな自律型のロボットです。将来的には小さなロボットが体の中に入り、病気の治療に活用されることが期待されています。そのほかにも、エネルギー消費量が少ないことや廃棄物の削減などのメリットが挙げられ、多方面での活躍が考えられます。しかし、小さなサイズのロボットにコンピュータや動力源を収納する必要があるため、開発は困難を極めます。実用化のため、今後の研究が盛んになる分野の1つでしょう。業界の最新キーワード 23 ソフトウェア開発にAIを使う「AI拡張型開発」ってどんなもの?通信業界で注目されている「HAPS(ハップス)」とは?「マイクロロボット」には何が出来るの?気になるIT業界の「?」をQ&Aで理解しよう!Q1Q2Q3A バグ修正やテストをAIに任せて開発ペースを上げる。開発者とはフォローしあう存在にA 成層圏から無線通信サービスを提供するシステムA 病気治療や狭いところでの作業が期待されています業界の最新キーワード業界の最新キーワード
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