Special interview ★ Tsubasa TakahashiIT業界をめざす高校生へのメッセージ英語ができればアプリの開発でも役に立つアプリの開発やプログラミングに興味があるなら、英語を勉強しておくといいと思います。たとえば、Apple社の仕様の変更のドキュメントなどは全部、英語で書いてあります。今の翻訳ツールの精度はかなり高いですが、やはり原文で読めたほうが早いです。ニュアンス等も、直接英語で読んだほうが掴みやすいと思います。また、ファイル等の名付けをする際も、基本は英語なので英単語を知らないと、調べる時間が発生してしまいます。ので、直接、ユーザーさんの声を見ることができるというのは楽しいし、この仕事の良いところだと思っています。―仕事で特に大変なことはありますか。 今は基本的にiOSをメインでやっているので、Apple社の仕様の変更に対応していくことが大変ですね。たとえば、OSにアップデートが入るたびに、「今まで使っていたものが使えませんよ」とか「こっちのほうがお勧めですよ」といった通知がApple社から来ます。ですので、そうした新しい情報のキャッチアップを常にしなくてはならないことが、この仕事の大変なところだと思います。―仕事で大切にしていることは何ですか。 先ほどと重複するかもしれませんが、やはり日々、情報のキャッチアップを欠かさないことが大切です。また、勉強を継続するようにはしています。たとえば、現在、iOSアプリの開発で 使って い るプ ログ ラミング 言 語 で あ るSwiftのバージョンが上がっています。これまではSwift5がメインだったのですが、これからはSwift6に対応していかなければなりません。今、ちょうどその移行期間になりますので、Swift6の新情報のキャッチアップは、日頃から行うように心がけています。―学生時代の学びで役に立ってることは? もちろん、専門学校でiOSアプリの開発を学んだことは今の仕事でとても役に立っています。あとは、学校で学んだWEBの知識も活かせています。たまにWEBページのちょっとした修正依頼が来るのですが、そうしたときにも卒なく対応できます。他にも、LinuxというOSのコマンドの知識が、MacのOSでも使えるので割と役に立っていますね。―今後の展望を教えてください。 今はiOSメインでやっていますが、将来的には、AndroidOSのほうも、見られるようになりたいですね。もちろん、iOSもどんどんやっていって、そのうえでAndroidOSにも携わりたいと考えています。
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