Q 60 業界就職最前線IT業界の今後の予測は?学校に聞いてみました就職支援は学生への寄り添い重視コロナ禍を経た就職支援の変化1 面接指導2 企業説明会の実施令和7年3月卒業者への就職支援として、特にどんな点に力を入れて指導されましたか?(複数回答可)実習・実習・インターンシップインターンシップ4%技術修得8%職業理解8%面接指導23%資格取得8%挨拶・マナー15%企業説明会の実施19%個人面談15%就職支援の特色●学校と企業間の担当者面談における日時調整については、TimeRexを使用して事務効率が飛躍的に上昇した。また、少人数教育として担任と学生が近い距離で就職指導ができる。(姫路情報システム専門学校)●ただ就職率を上げるのではなく、学生たちが社会で活躍できる就職を意識しています。また、具体的な取り組みとして一つの学科を複数でサポートする形をとり、個別サポートを更に強化しました。(専門学校東京ビジネス・アカデミー〔2024年4月 専門学校 東京スクール・オブ・ビジネスより校名変更〕) アンケートでは各学校が行っている就職支援についても調査しました。学校が力を入れていると回答したのは、特に「面接指導」「企業説明会の実施」の2つ。一人ひとりに寄り添い個別で面談指導や個人面談を行う学校や、企業の方を招いて説明会を行い直接就職へつなげるルートを確保している学校が多く見られました。 アフターコロナへと移り変わった現在も、多くの企業が説明会や面接にオンラインを取り入れ続けています。学校では従来の対面面接に加え、オンライン採用を見越した就職指導にも取り組んでいるようです。そうした最新の動向以外にも、就職活動に臨む意識や就職の「軸」を考えさせる指導を行うなど、「就職に向けた心がけ」を重視する学校もありました。※以下、アンケートよりコメント一部抜粋「複数学科担当制を数年前から行っています。その他就職に臨む意識づけをしっかりと行ったり、活動の際には就職活動軸からしっかり考えさせる指導を行いました 。」( 専 門 学 校 東 京ビジネス・アカデミー〔2024年4月 専門学校 東京スクール・オブ・ビジネスより校名変更〕)「昨今オンラインでの説明会、面接が増えており、オンラインの場合の対応を指導することが増えた。」(大阪情報専門学校) IT技術は製品の販売戦略を考えるマーケティングや農業など、どの業種で働く人にとっても必要不可欠な存在となりつつあります。IT技術を活用する場面の増加に伴って、そのために必要なIT人材の需要も増加が続くでしょう。※以下、アンケートよりコメント一部抜粋「業界職種を問わず、新卒求人は更に増えると予想されるが、一方で少子化により今後も減少が確定している新卒者への求人よりも、中途求人に比重を置く企業も出てきている。今後の求人数や求人時期などは注視していきたい。」(学校法人立志舎)「企業への求人依頼発送の方法を今年度から変えたところ、業界により様々な特徴がわかりました。IT業界は送れば送るほど求人が増えるという特徴をつかむことができたため、求人獲得を効率よく行っていきたいと思います。」(専門学校東京ビジネス・アカデミー〔2024年4月 専門学校 東京スクール・オブ・ビジネスより校名変更〕)「ITは技術革新が早いので、技術動向をしっかりと抑えた指導が必要である。」(大阪情報専門学校)●一人ひとりの状況に合わせた就職相談を実施。また、履歴書やエントリーシートの添削、面接指導を個別に手厚く対応。(学校法人立志舎)●工業系、医療系ともに就職内定者の活動体験を聞ける内定者の就職活動体験発表会を行っています。また、卒業生が来校して就職までの準備や現在の業務内容などを後輩へアドバイスする懇談会やマナーセミナーを開催しています。これにより、先輩が内定・勤務している会社や病院の話を聞くことができたり、就職活動で必要なことを早いうちから準備できたりするなど、就職活動を有利に進められる環境となっています。(東京電子専門学校)
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