22 最新海外動向音楽・芸能業界の、最新海外動向ここでは、音楽・芸能業界の、海外における最新ニュースや動向、流行、活用・応用技術についてわかりやすく紹介します。 オーストリア・ウィーン市観光局と欧州宇宙機関(ESA)は、ヨハン・シュトラウス2世生誕200周年を記念し、「美しき青きドナウ」の生演奏を電波に乗せ、ボイジャー1号に向けて発信するイベント「ワルツ・イントゥ・スペース」を開催しました。ウィーン交響楽団が演奏をし、その音色はスペインのセブレロスにあるESA地球局の宇宙アンテナからボイジャー1号の方向に向けて発信し、23時間3分後にボイジャー1号に到達。「美しき青きドナウ」は、スタンリー・キューブリック監督のSF映画の名作「2001年宇宙の旅」の冒頭シーンで使われ、クラシック好きの間では“宇宙のテーマ曲”として有名です。また1977年に打ち上げられ、現在も宇宙を飛行中のボイジャー1号には地球外生命体に人類について知ってもらうため、地球や人類の情報を収録したゴールデンレコードが搭載されており、音楽も27曲含まれていますが、その中に「美しき青きドナウ」がありません。今回48年ぶりに屈辱を果たす為のイベントを立ち上げたとの事でした。 (参考:フォーブスジャパンほか)宇宙ビジネスの新潮流になるかウィーン市が仕掛けるクラシック音楽とテックの融合 アメリカのロックバンド・ワンリパブリックは、アニメ『怪獣8号』の為に書き下ろした楽曲『Nobody』で、第39回日本ゴールドディスク大賞 「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード(洋楽)」を受賞しました。 本楽曲はバンドのフロントマンであるライアン・テダーが来日した際に日本で制作された曲です。過去のインタビューでライアンは「『怪獣8号』チームに実際に会い、キャラクターや彼らが求めているエネルギーにとてもインスパイアされたんだ。それがこの曲の高揚感と楽しさ、明るさに繋がったと思うよ。歌詞は私の大好きな街、東京で書いたんだ。日本は私の大好きな国だし、今回の曲は日本に沢山インスピレーションを受けているよ」と語っています。またワンリパブリックは、アニメ『怪獣8号』第1期総集編/同時上映「保科の休日」のエンディング・テーマ『Invin-cible』も担当。今回も『怪獣8号』の為だけにワンリパブリックが書き下ろしました。 (参考:NME JAPAN)日本文化&アニメに洋楽界も熱視線ワンリパブリック、アニメ『怪獣8号』に提供した楽曲が日本ゴールドディスク大賞で部門賞受賞 アメリカのニュース誌「TIME」による2025年「TIME100(世界で最も影響力のある100人)」にYOSHIKIが選出され、日本人ミュージシャンとして史上初の快挙となりました。 活動拠点を米ロサンゼルスに移してから30年あまり。YOSHIKIは近年、クラシカルワールドツアーとして英米の歴史的な3会場を制覇するなどの音楽活動のみならず、ファッション、映画、ワイン、チャリティ活動など多岐にわたり国際的に活躍しています。TIME誌では、その生き方や影響力が象徴的存在として評価される「Icons(アイコン)」部門において、YOSHIKIを選出しました。 公式サイトでは、親友のニコール・シャージンガーがYOSHIKIを「まさに絶対的な存在。その輝きは国境もジャンルも超えるアーティスト」と賛辞。さらに、2025年1月にロサンゼルスで起きた山火事の被災者支援として約7,700万円を寄付した事にも触れ、「芸術性と同じくらい、彼の優しさも称賛されるべきだ。YOSHIKIは、時代を超えて人々にインスピレーションを与える存在です。」と紹介されています。 (参考:PR TIMESほか)グローバルに活躍するYOSHIKIが米TIME誌の2025年「世界で最も影響力のある100人」に選出
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