分野別ガイドブック No.1
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【SIer(エスアイヤー/システムインテグレーター)】企業のシステム構築を行うにあたり、その企業の仕事の内容や進め方などを調査・分析し、業務の課題を解決するようなシステムの企画、構築、運用サポート業務をトータルに提供する業者のこと。【ローンチ】英語の”launch”から。新しい商品やサービスを世に送り出すこと。特に、Webサイトやアプリケーションが公開された時に使われることが多い。【ティアワン(Tier 1)】“tier”は英語で「階層」という意味。自動車をはじめとする製造業で、完成品メーカーに直接部品を納入する一次部品業近年はドローン業界にとって、大きな変革期であるといわれています。その理由に一つは、2022年12月に改正航空法が施行され、一定の条件のもと飛行許可・承認を受けることで、レベル4飛行が可能となったことです。レベル4とは、市街地上空などの有人地帯で、補助者なしでの目視外飛行を意味します。これにより、ドローンの社会実装が進み、具体的な利活用の幅が広がり、様々なユースケースの実現につながると考えられています。実際にレベル4飛行の実証実験が各地で行われています。そのため、今回のJapan Droneはこれまで以上に、各業界から注目されるものになるでしょう。また、ドローン等を活用した観光紹介動画をツールとしながら、安心・安全な街づくりやスマートシティを目指す自治体・団体、観光協会が近年増えてきています。そのような自治体や地域創生を支援するため、ド者のことを指す。ティアワンへの納入業者はティアツー(Tier 2)となる。【KYK/KYT】「危険予知訓練」のこと。製造現場や工事現場などで、どんな場所・行動が事故につながるかを事前に話し合い、訓練することによって労働災害を防止することを目的としている。【ティーチング】産業用ロボットに実際の動作をさせることで、制御プログラムとして動作を記憶させること。「教示」「教示作業」とも言う。産業用ロボットの3次元の動作や位置決めをプログラミングだけで指定するのは不可能に近いために使われている手法で、ロボットはティーチングによって記憶した動作をリピートする。【ガジェット】Webページやモバイルアプリ上で動作するミニアプリケーションのことを指す。主に、計算機やカレンダーなど簡単な機能のもので、ウィジェットやブログパーツ、アクセサリなどと同意。また、デジタルカメラや携帯電話など小型の電子機器を指してガジェット(デジタルガジェット)という場合もある。【量子コンピュータ】量子力学の現象を利用して並列計算を実行するコンピュータのこと。時間や規模の問題で、従来のコンピュータでは解けなかった問題を処理できる可能性があるため、研究・開発が盛んである。第10回Japan Drone●開催期間2025年6月4日(水)~6日(金)●会場幕張メッセ●主催一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)●共催㈱コングレ●出展者数300社・団体(2展合計:予定)●入場料3,000円(ただし事前登録者、招待状持参者は無料)情報・IT・AI・デジタル・自動車・航空・建築・工業系知っておきたい業界用語集働く環境や職種によって、その業界でしか通じない独特な言葉『業界用語』があります。このコーナーでは、IT・AI・自動車・航空・建築・工業系の業界用語を紹介します。いざという時のために、少しだけ予習をしておきましょう。ベント情報イベント情報日本最大のドローンイベント「Japan Drone」改正航空法の施行でますます盛り上がるドローン業界ローン×地方創生:自治体PRゾーン毎年開催されている日本最大のドなども設ける予定です。ローンイベント「Japan Drone」。10回目となる2025年は、6月4日(水)~6日(金)の3日間、幕張メッセで開催される予定です。2024年開催のJapan Droneのアンケートでは、展示会全体の満足度について「大変満足した」が33.0%、「満足した」が53.0%となっており、多くの人が満足できる展示会になっているといえるでしょう。また、来場者の業種として製造が16.8%、官公庁・団体・研究機関が13.0%、建設が8.0%、情報通信が9.4%、一般・学生が4.6%となっています。このデータからも、様々な職業の人が来場したことがうかがえます。

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