分冊7 25年1月トンボなし
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29音 楽国内ライブ・エンタメ市場、過去最高の6857億円にぴあ総研が調査結果を発表 今後も成長の見込み ぴあ総研は、国内ライブ・エンタテインメント市場動向に関する2023年分の調査結果を発表しました。それによると2023年のライブ・エンタテインメント(音楽・ステージ)市場規模は6857億円で、前年比21.3%増。同市場は2020年よりコロナ禍の影響で大きく落ち込んでいましたが、22年に大きく回復。2023年にはコロナ禍前の水準を上回って過去最高額を更新しました。 ぴあ総研では記録更新の要因と漫 画漫画家志望者を寮生活でバックアップ!新しいプロジェクト「MANGA APARTMENT VUY」月まで募集され、2025年1月末にメ 「SPY×FAMILY」「チェンソーンバーが決定する予定です。プロマン」「ダンダダン」など大ヒットジェクトは2025年4月から本格的漫画を手がける漫画編集者の林士にスタートとなります。平さんは、大手企業のサイバー(参照:アニメーションビジネス・エージェントと組み、新しく漫画ジャーナル)家の才能を発掘するプロジェクト、「MANGA APARTMENT VUY」(マンガアパートメント ヴイ、以下VUY)を開始しました。 このVUYとは、プロの漫画家を志望する若者たちに、プロジェクトが用意した専用の寮に入居してもらい、漫画を描くことに集中しして、新型コロナの5類移行で人の流れが活発化したこと、チケット単価の上昇、「K-Arena Yoko-hama」など首都圏を中心に大規模ステージが相次いで開業したことなどを挙げています。1公演あたりの動員数も2019年の610人から2023年には856人へ、動員1人あたりのチケット単価は2019年の7,600円から2023年には8,603円まで、それぞれ上昇しています。 ライブ・エンタメ市場は今後も成長が予想されており、ぴあ総研ながら暮らしてもらうというものです。居住費や光熱費などの必要経費はVUY側が全て負担し、食費や生活費もサポートされます。さらに、寮には漫画や映画など、作品作りのための資料も大量に用意されています。このプロジェクトは、企業や編集者サイドが才能ある次世代の作家を育てていくという長期的な試みであり、成功すれば漫画業界の新しいビジネススタイルとなり得ます。 入居希望者は2024年7月から10では今後も国内各地で新設会場が安定稼働するなら、2030年には7360億円まで拡大する可能性もあると分析しています。(参照:ぴあ総研プレスリリースほか)※画像はイメージです※画像はイメージです

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