境オフィス内でいちごを栽培して従業員の交流促進を 2024年9月、スチール家具メーカーのオカムラ(神奈川県横浜市)は、日本出版販売(東京都千代田区)と共同開発したオフィス向け体験型コミュニケーションパッケージ「City Farming with Okamura」(シティファーミングウイズオカムラ)のサービス提供を開始すると発表しました。 このサービスは、日本出版販売が運営する、年間を通して毎日新鮮ないちごが収穫できる植物工場を生活空間に提供するサービス「City Farming」と、オフィスにおいてさまざまな働く場の提案を行ってきたオカムラの共同パッケージ。オフィス空間でのいちご栽培とい 東京都墨田区と茨城県守谷市をおもな拠点に、障がい者福祉や在宅医療、飲食店事業を展開する株式会社アクセットは、ペット共生型の障がい者グループホーム「わおんグループホーム守谷」を展開しています。障がいを持っていても、地域の中で自立して暮らしていける仕組みづくり、保護犬、保護猫によるアニマルセラピー、24時間の見守り体制などを取り入れたグループホーム運営で支援を行っています。保護犬・猫と暮らす「動物介在療法(アニマルセラピー)」 同社では、心身ともに豊かな生活を送る方法のひとつとして、保護犬や保護猫を預かり、ペットと一緒に入居することも可能。また、専門資格を持つスタッフから動う、共同体験による新たなコミュニケーション醸成をめざします。「City Farming」はこれまでも店舗や有料老人ホームなどの施設に導入されていますが、共同開発に先駆けて、オカムラのラボオフィス2カ所で実証実験を行ったところ、回答者の約8割が「他部門の人との会話が増えた」と反応しています。ショーケース(写真参照)は同社の冷凍冷蔵ショーケースの製造技術を生かして製造。年間を通して無農薬いちごが収穫でき、導入後の運用アップデートやメンテナンスも行います。 今後は、農業を身近に感じづらい都市部の企業やオフィスでのコミ物との正しい接し方を学ぶことができます。性格や障がいの特性を尊重し、従来の形式にとらわれない福祉サービスの実現を目指しています。第2の我が家のようなアットホームな雰囲気が魅力です。食事や掃除、服薬や金銭管理のサポートを行いながら、自立した生活を支援しています。動物と共に暮らし心と体を豊かにする生活 わおんグループホーム守谷では、動物を「飼う」のではなく、「共に生きる」ことを大切にしています。障がいや病気があっても当たり前に動物と暮らせる住まいを提供しています。 わおんグループホーム守谷はそれぞれの家に保護犬もしくは保護猫を預かり、一緒に暮らすことで動物介在療法(アニマュニケーション活性化に課題を感じる企業、「健康経営®※」に取り組む企業を中心に展開し、3年間で1,000社への導入を目指しています。※健康経営とは:従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること(経済産業省)。「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。(写真はオカムラウェブサイトより 参考:プレスリリース、月刊総務オンラインほか)ルセラピー)の一環として以下のような効果があると検証されています。●心理的効果 元気な気持ちになる・くつろぎ効果・笑う機会が増える・親密な感情を生む・回想作用等●生理的効果 病気の回復を助ける・刺激やリラックス効果・血圧やコレステロール値の低下・運動の機会が増える・楽しんでリハビリテーションができる●社会的効果 人との出会いのきっかけができる・コミュニケーションのきっかけになる・人間関係がスムーズになる・身体的、経済的な自立を支える(参考:プレスリリース)環アニマルセラピー動物と共生するグループホーム25環境・動物・農業のこともっと知りたい!環境・動物・農業のこともっと知りたい!大手家具メーカーが共同開発した「City Farming」とは常識にとらわれない障がい者サポートを展開
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