■現状自動車業界は多くの他業界と同じく新型コロナの影響で、需要が減少するなどの影響がありましたが、コスト削減などの施策で回復に向かいつつあります。航空業界においては、自動車業界以上に新型コロナに振り回されていますが、航空はインフラの一つであり経済の要です。コロナ収束後の急激な需要回復も期待されています。(兆円)30(2021年度決算)035●トヨタ自動車 ●日産自動車 ●本田技研工業 ●マツダ ●SUBARU ●スズキ ●ダイハツ工業●三菱自動車工業 など自動車・二輪自動車整備士自動車組立航空整備士グランドハンドリングスタッフ などCASEは、Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリングとサービス)、Electric(電気自動車)の頭文字をとった造語です。この4つの技術要素を組み合わせ、自動車を製造販売する会社から、移動するための手段をサービスする会社への変貌が業界で覇権を握るためのカギになると言われています。●自動車メーカー売上高ランキング1位 トヨタ自動車2位 ホンダ3位 日産自動車4位 スズキ5位 マツダ3兆5,684億円3兆1,203億円510152025●日本航空 ●全日本空輸 ●AIRDO ●ソラシドエア●スターフライヤー ●アイベックスエアラインズ など31兆3,597億円14兆5,526億円8兆4,245億円自動車メーカー関連職種関連職種航空会社業界注目キーワードCASE(ケース)29Ⓒあいち造形デザイン専門学校数字・グラフで見る業界のイマ電子化、自動運転など、整備士に求められる技術は幅広い<業界規模>自動車業界※164兆4,557億円 <自動車関連産業の就業人数>※2約890,000人製造部門 販売・整備部門 約1,018,000人<業界規模>航空業界※3約1兆7,921億円 <航空関連産業の就業人数>※47,547人航空整備士数 (うち一等航空整備士 5,597人)※1 (一社)日本自動車工業会調べによる2019年度製造品出荷額、設備 投資額、研究開発費の合計 ※2 (一社)日本自動車工業会調べによる※3 2021年9月~2022年3月期決算 全国上場企業(空運)4社の合計※4 国土交通省航空局「航空機整備士数の推移」業界の現状と展望業界を代表する企業例自動車業界は100年に1度の大変革時代航空業界は環境問題への対応がカギ■展望自動車業界は昨今、CASEと呼ばれる技術革新や、その発展を支えるAIやIoTの進化により「100年に1度の大変革期」とされています。航空業界はポストコロナの需要回復と拡大を見据え、首都圏の空港の整備などが進んでいます。今後は、脱炭素化をはじめとする環境への配慮も経営上の重要課題となります。自動車・航空に関する業界
元のページ ../index.html#19