分野別ガイドブックNO.1
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株式会社レーシングプロジェクトバンドウ レースメカニック坂井 正樹 さんNATS 日本自動車大学校モータースポーツ科 卒業プロフィール▶NATS日本自動車大学校卒業後、“爆走坂東組”の愛称で親しまれる人気チーム「株式会社レーシングプロジェクトバンドウ」で、レースメカニックとして活躍。主にリア周りを担当し、チーフメカニックとして、チーム全体をまとめる役割も担う。プロフィール▶高校を卒業後、成田国際航空専門学校に入学。卒業後は、航空機内装品や航空機器の製造で有名な株式会社ジャムコに入社。現在は、ステンレス製部品の組立てと仕上げの工程に携わり、主に自衛隊機に用いられるエアコンのヒート・エクスチェンジャを担当。株式会社ジャムコ瀧本 友祐 さん成田国際航空専門学校航空整備学科 卒業(茨城県立藤代紫水高等学校出身)8ど、レースが行われる日までに、完璧にマシンを仕上げています。 入社したての頃に感じたことですが、NATSで学んだセットアップやメンテナンスの技術って、本当に実践に近いことをやっていましたし、インターンシップではサーキットの雰囲気やレースの流れ、またプロの技を間近で見ることができました。これらの経験は本当に貴重ですし、今の仕事のベースになっていると思います。 今年(2022年)で5年目になりますが、まだまだ学ぶことが沢山あって、経験豊富なベテランの先輩方に教えていただきながら、更なる上を目指して、日々成長していけたらと思っています。 モノづくりが好きなこともあり、自分には整備より製造の仕事が合っていました。現在は、ステンレス製部品の組立てと仕上げの工程に携わっており、主に自衛隊機に用いられるエアコンのヒート・エクスチェンジャを担当しています。手作業で1/100ミリ単位の精度が求められるため集中力が必要ですが、短時間でこれを完成させたときの達成感が心地良いです。製造は職人的に技量を磨いていくところがあるので、モノづくりが好きな人は、努力すれば結果が出ると思います。日本には航空業界において、世界的に有名な部品メーカーがたくさんあります。モノづくりに興味のある方には、航空業界は魅力的な世界です。巻頭メッセージ 業界で活躍するプロフェッショナルから高校生の皆さんへレースメカニックのプロフェッショナル航空部品のプロフェッショナル学校で学んだ経験が今の仕事のベースになっている 「好きなことが仕事になる」また、「自分の考えやアイデアが発揮できる」、そんな職業に就けたら幸せだと思いませんか! 現在、私はスーパーGTシリーズ・GT500クラスに参戦しているレーシングチームで、チーフメカニックをしています。主にリア周りを担当し、ギアボックスや足回りのチェックなど行い、チーフとしては仕事の割振りや工程管理な基本をしっかり身につけることの大切さを実感 高校時代、進路で迷っているときに教官から成田国際航空専門学校をすすめられました。オープンキャンパスに参加した際に、教官が飛行機について熱く語っていた姿に好印象を持ちました。専門学校で学んだ基本技術は、現在の仕事に直結しており、非常に役立っています。基本をしっかり身につけることの大切さを実感しました。

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