分野別ガイドブックNo.2
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〈学生の皆さんへ〉 新型コロナウイルス感染症も、ワクチン接種や治療薬の整備が進み、世の中は「withコロナ」に移行し始めました。徐々にではありますが、対面のオープンキャンパスや体験入学が開催され、理容・美容学校としても、直接皆さんと会える機会がもてることに喜びを感じています。 コロナ禍前と比べ、生活様式はかなり変化しましたが、理容師・美容師は、人に触れて容姿を美しくする職業であり、また人を癒す職業でもあり、いつの時代においても求められる職業と信じています。 12年前、東日本大震災で私たちは「絆」、人とのつながりの大切さを実感しました。そして、今また、人の温もり、人とのつながりが求められています。その意味では皆さんが興味を持った理容師・美容師という職業は、人間にしかできない仕事なのです。 人生100年時代です。人はいくつになっても、“美しく”ありたい“カッコよく”ありたいと思っています。その欲求に自らの手で応えるのが理容師・美容師なのですから、まさに「アーティスト」です。皆さんもアーティストの一員になるべく理容師・美容師を目指しませんか。 全国の理容・美容学校の集まりである公益社団法人日本理容美容教育センターは、学生の利便性の向上を図るため、令和5年4月より、通信課程の学生に対してスマホで学べるe-learningを開始します。 また、理容・美容学生が学校で学んだ知識と技術を競い、披露する「全国理容美容学生技術大会」(愛称:理美容甲子園)を開催しています。令和5年度は、10月31日(火)に大阪市:丸善インテックアリーナ大阪で、第15回全国大会を実施することとしております。全国大会は、7〜9月(予定)に実施される11地区での地区大会(予選)を勝ち上がった選手達による大会です。 理容師・美容師を目指す学生達の姿を直接見ていただきたく、詳しくは、オフィシャルサイトwww.ribifesta.jpでご確認いただき、是非、地区大会、全国大会を見に来ていただければと思います。〈保護者の皆さんへ〉 これまで、理容師・美容師の労働環境は、他の職業と比べ社会保険、年金等、社会保障面で整備されたものとは言えませんでしたが、公益社団法人日本理容美容教育センターと業界団体とが連携を図り、安心して働ける環境づくりに取り組んでおります。一般の会社と違い、定年がないことはこの職業の強みです。いくつになっても働き続けられる仕事として、また、若い世代にとって魅力ある職業とするためにも、労働環境の改善に努力してまいる所存です。14公益社団法人日本理容美容教育センター理事長谷本 穎昭 さん 長年、美容業界に身を置き、その経験を生かし次世代の育成や技術の向上などにも積極的に取り組んでいる。 大阪美容専門学校の理事長をはじめ、公益社団法人日本理容美容教育センター理事長、大阪地区理容師美容師養成施設協議会会長、公益財団法人理容師美容師試験研修センター理事として、今後の美容界の発展に力を注いでいる。オフィシャルサイトQR理容系/美容系をめざす人へ「理容師・美容師になろう!」

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