保育業界のICT(情報通信技術)化を推進する「保育士バンク!コネクト」(㈱ネクストビート)の労務管理機能に、簡単にスタッフのシフト一括作成ができる「シフト自動作成」等が追加されるなど、保育現場の負担軽減となるICT化が進みます。 また各地で発生している幼稚園送迎バスへの園児取り残し事故防止にも役立つ、児童・高齢者の見守りサービス基盤“ottaタウンセキュリティ”(㈱otta)も、見守り端末を持って登園するだけで、自動的に位置が記録されるため、保育園・幼稚園と保護者双方で園児の位置が把握できます。毎日の操作が不要なため手軽に運用することが可能となります。 日々手間のかかる事務作業をサポートするツールの導入で、保育者の作業時間を削減し、子どもたちと向き合える時間が創出されます。 ㈱サンリオは、2023年3月より販売開始する英語教材「Sanrio English Master」を発売します。0歳〜8歳から学べるオールイングリッシュの動画・絵本や連動した教具など、「英語を学ぶ」だけではなく、「英語で学ぶ」教材がテーマです。サンリオならではの子どもを惹きつけるノウハウを活かし、「話す」「書く」の機会も豊富に用意されています。 さらに今後は英語教材で学んだことを体験・実践できるアウトプットの場として、サンリオピューロランドでの「教材と連動したアトラクション」も開発中とのこと。 ㈱ベネッセコーポレーションが、全国の小学生とその保護者1,236組に、対して行った習い事の現状等におけるアンケート調査によると、小学生が今後してみたい習い事ランキングは、1位:動画制作/2位:ダンス/3位:プログラミング/4位:サッカー・フットサル/5位:ピアノ・エレクトーン/一方、小学生の保護者がさせたい習い事ランキングは、1位:水泳/2位:英会話などの語学/3位:プログラミング/4位:思考力を伸ばすための学習/5位:受験のための学習、でした。(調査期間:2021年6月) こうした結果を踏まえ、今後の新産業が活性化していくと思われます。 「ジェンダーレス」志向が、商品やサービスを創るうえで重要なキーシリーズこう変わるワードになってきました。性にとらわれず自分らしさを表現しようという動きは、若い世代に確実に広がり、今やあらゆる商品に対してジェンダーレス志向が取り入れられています。 ジェンダーレス水着は、体型を明らかにしにくい設計で男女の区別がないことや、肌の露出が少なく日焼けの観点で高評価を得ています。 また最近では制服にもジェンダーレスの流れがあり、世の中がジェンダーレスの製品を受け入れる方向に向かっています。 ワタミは、配食サービスと連動した高齢者の「みまもりサービス」を開始することを発表しました。利用者宅を訪問し、様子の確認とあわせて映像の記録を行い、家族にはアプリで情報を共有します。訪問時に3時間以上応答がなかった場合も家族へ通知し、万が一の事態が起きていた際には緊急連絡先へ通報します。料金は、同社配食サービス「ワタミの宅食」利用者が1日150円、みまもりサービスのみの利用者が1日250円となります。 ワタミでは「見守り・安否確認の体制を整え、最期まで住み続けられるまちづくりに貢献したい」としています。─ 23 ─保育現場のICT化0歳から学ぶ、進化する英語学習注 目の 新 産 業保育・介護・福祉系の近未来「小学生が今後してみたい習い事調査」は「動画制作」が1位「ジェンダーレス」志向がビジネスチャンスを生む1日150円の見守りサービスに期待ICT(情報通信技術)からジェンダーレス志向、人による見守りサービスまで話題の新産業
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