分野別ガイドブックNO.4
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どんな仕事? カウンセラーの仕事は、さまざまな悩みを持つ人々に対して、相談や助言を行うことです。最近は日本でもカウンセラーに対する社会的認識が高まり、今後一層多くの分野で必要とされます。例えば、いじめや不登校などの問題を抱える児童・生徒と保護者、会社の中でストレスを感じているビジネスマン、また超高齢社会の老人福祉の場でも心理的なケアが求められています。 活躍の場は、地方自治体から医療・保健現場、学校施設、私立の相談機関や企業内の健康管理室まで多岐にわたります。資格を取るには?該当の協会や学会の 現段階ではカウンセラーの国家公認心理師と臨床心理士のちがい 公認心理師は2017年に法が施行された心理学系唯一の国家資格で2022年7月に第5回目の試験が実施されました。一度取得すれば更新はありませんが、業務では医師の指示、指導が必要です。一方臨床心理士は民間資格で、更新制度がありますが、業務においては医師と連携して行います。資格は多くありません。しかし、さまざまな協会や学会などで認定している資格が数多くあります。●臨床心理士 (公財)日本臨床心理士資格認定協会が行う試験(筆記・口述)を受けて合格しなければなりません。 大学院専攻コースの指定制により、社会的な要請にこたえて、指定される大学は今後も増えていくと予想されます。〈問い合わせ先〉(公財)日本臨床心理士資格認定協会☎03(3817)0020●公認心理師 一般社団法人日本心理研修センターは、わが国初の心理職の国家資格である公認心理師の資格試験を運営するほか、有資格者への教育と研修等を行います。〈問い合わせ先〉(一財)日本心理研修センター☎03-6912-2655●産業カウンセラー 産業カウンセラーは心理学的手法を用いて、働く人たちが抱える問題を、自らの力で解決できるように援助をします。3つの領域があり、メンタルヘルス対策への援助、キャリア開発への援助、職場における人間関係開発への援助を行います。協会認定の産業カウンセラーと、シニア産業カウンセラーの資格試験があります。─ 51 ─〈問い合わせ先〉(一社)日本産業カウンセラー協会☎03(3438)4568●認定カウンセラー 一般社団法人日本カウンセリング学会認定の資格。カウンセラーの資質向上を目的とするもので、学会関係者のみが対象になります。〈問い合わせ先〉(一社)日本カウンセリング学会☎03(6304)1233●キャリア・コンサルタント 厚生労働省の「キャリア・コンサルタント5万人計画」に基づき、2016年4月、キャリア・コンサルタント国家資格が創設されました。試験は学科試験と実技試験で行われ、両方の合格が必要です。本試験はその技能と知識を問うもので、試験に合格し、キャリア・コンサルタント名簿に登録すれば、正式に活動することができます。〈問い合わせ先〉特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会 試験部☎03(5402)4688●スクールソーシャルワーカー 教育現場での問題解決の担い手として注目。学校・自治体・家庭と連携して児童の相談に応じます。〈問い合わせ先〉NPO法人日本スクールソーシャルワーク協会https://sswaj.org/人の悩みを聞き、助言をして社会生活を円滑に送れるよう支援します日常の中の悩みは、個人だけのものではなく、社会の悩みにもつながります。産業カウンセラーが注目されているのもそのあらわれでしょう。一方、キャリアコンサルタントは、学生や求職者、在職者などに職業に関する相談や能力開発に関する助言を行う専門職で、重要性が年々増している資格です。悩みのある人の心強い相談・助言役試験を受けますカウンセラー・相談員

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