分野別ガイドブックNO.4
33/244

〔公益財団法人 社会福祉振興・試験センター調べ〕精神保健福祉士登録者数(11位まで)(令和4年8月末現在)都道府県① 東京都② 神奈川県③ 大阪府④ 埼玉県⑤ 北海道⑥ 福岡県人数12,373人7,481人7,107人5,459人4,751人4,745人都道府県⑦ 兵庫県⑧ 千葉県⑨ 愛知県⑩ 広島県⑪ 京都府都道府県 合 計─ 49 ─人数4,520人4,138人4,122人2,597人2,262人98,933人どんな仕事?医療と地域生活の橋渡しをし精神保健の面から支援します 医療機関や医療機関併設のデイケア、社会復帰施設などで精神障害者の支援をする仕事です。 精神障害の治療を受けている人、または精神障害者社会復帰施設の利用者を対象に、退院後の生活や就労、各種給付制度など、社会復帰に関するさまざまな相談に応じます。また、実際に退院した後、生活についての助言や指導、日常生活に適応するために必要な訓練を行います。 医療機関に配属されることも多いですが、あくまで精神障害者の生活の支援をし他職種との連携を保つ立場であり、治療を担う立場ではありません。どこで学ぶ? 精神保健福祉士の資格を取得するには、国家試験受験資格を得て合格する必要があります。国家試験を受験するためには、指定された科目をすべて履修して卒業しなければなりません。受験資格は11通りあり、大学・短期大学卒や条件を満たせば高卒者でも受験資格を得られます。 受験資格を得る方法としては、①保健福祉系大学で指定科目を履修して卒業、②保健福祉系短大、専修学校で指定科目を履修して卒業後、実務経験(3年制の場合1年以上、2年制の場合は2年以上)を経る、③福祉系大学で基礎科目を履修して卒業後、もしくは福祉系短大・専修学校で基礎科目を履修して卒業後一定の実務経験を経て、精神保健福祉士短期養成施設で6ヶ月以上専門知識と技術を学ぶ、という取得方法等があります。 試験は筆記のみで、精神医学を始めとした全13科目が実施されます。〈問い合わせ先〉(財)社会福祉振興・試験センター☎03(3486)7559(国家試験情報専用電話案内)社会が多様化するにつれ、ますます求められる専門家大学で履修するのが早道指定科目履修+実務経験も高ストレス社会といわれる現代にあって、広く精神保健保持に関わり、医療、保健、そして福祉にまたがる領域で活躍するのが精神保健福祉士です。精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの国家資格です。精神保健福祉士(PSW)

元のページ  ../index.html#33

このブックを見る