分野別ガイドブックNO.4
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厚生労働省:「保育所等関連状況取りまとめ」(令和4年8月)前年同月比年月2022年(令和4年)2,944人2,690人減4月1日2021年(令和3年)5,634人6,805人減4月1日2020年(令和2年)4月1日12,439人4,333人減 日本の人口は約1億2475万人(総務省統計局 2022年9月)、女性が一生に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は1.34人。出生数は82万9366人と過去最低を更新(厚生労働省「人口動態統計速報」2022年5月)。一方、65歳以上の高齢者人口は3627万人(2022年9月現在)で、総人口に占める割合は約29.1%。高齢者は今後も25年以上増え続け、2035年には3人に1人になり、2060年には総人口の4割を占める見込みです。介護業界への就職資格取得ルートに次々と訪れる変化人材不足の解消に国も待遇面で支援 介護員から介護福祉士を目指す場合、これまでは複雑な経路がありましたが、2013(平成25)年度から訪問介護員2級に代わる制度として、「介護職員初任者研修」が導入され、改定後は「介護職員初任者研修」修了から実務者研修を経て介護福祉士資格を目指すという一本道に整備されています。また、介護福祉士の資格取得者についても、さらなるステップアップを目指せる「認定介護福祉士」が2015年よりスタートしています。 これには、介護職に携わる人に生涯、介護業界で働き続けるという展望を持ってもらうという狙いも含まれています。 超高齢社会で求められる質の高い介護を行う人材の養成や、介護業界全体の人材不足は国にとって切実な問題です。国は、ここ数年間、介護に関わる資格のグレードアップや制度の改正を議論し、実施してきました。 これまで、介護業界で問題視されがちだったのは仕事内容と報酬のアンバランスでした。この問題が解消されたかというと、まだ十分な解決がなされていないというのが現状です。─ 60 ─専門学校卒業生の就職……………ホントはどうなの?平成26年■高等教育機関卒業生の就職率の推移(全就職者/全卒業者)81.881.281.381.181.881.479.779.478.080.876.180.877.775.278.172.669.879.279.274.777.176.127年28年29年30年令和元年2年3年4年(文部科学省「学校基本調査報告書」)402000科系統)(出身学保育士養成77.476.22.9%74.274.53.2%教員養成5.1%その他(文部科学省「令和4年度学校基本調査報告書・学科別卒業者数」)■専門学校卒業者の出身学科別就職分野マッチング(教育・福祉系)非関連分野への就職率関連分野への就職率■全国の保育所数(令和4年4月1日 厚生労働省)39,244件 近年の待機児童数の推移人数2040608010088.0%88.2%82.1%■幼保一体化の背景―少子化でありながら 保育所不足の都市部保育・教育・福祉分野保育・教育・福祉業界の今少子高齢化で、浮き彫りになる「保育」「介護」の人材不足       将来的には就職は安定する傾向待ったなし! 少子高齢化と人口減少は、日本の社会にとって最大の課題のひとつ。仕事内容と報酬のバランスを国が主導で改善へ介護業界の将来と安定した就職に期待大保育・福祉業界のニーズが飛躍的に増加! 2025年には、いわゆる団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者となるため、医療・介護ニーズが今後、飛躍的に増加していきます。厚生労働省では、2025年に必要とされる介護職員が38万人不足するという試算も発表しています。待機児童問題で話題になった都市部での保育の人手不足も変わらず、政府は、保育士試験を年2回に増やす、潜在保育士の発掘などの政策に加え、給与などの待遇改善も含めてバックアップ体制を整えています。業 界 就 職 最 前 線

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