分野別ガイドブックNo.6
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関連職種関連職種関連職種●バイヤーバイヤー●商品企画、商品アドバイザー●店舗マネージャー●販売●キャスト●ファッションアドバイザー●ナビゲーター ほか業界注目キーワードトキ消費<2021年度TV通販会社 売上>ショップチャンネル(2021年度) 1,574億円QVC (2021年度) 1,280億円各社webサイトより<2021年度アパレルECサイト取扱高>ZOZOTOWN 4,798億円運営会社決算書より(PayPayモール含む) ■現状ショッピングモールの売上上位は首都圏と再開発が進む大阪梅田に集中しています。自動車で来店し、通路が広くベビーカーで移動する家族連れに配慮した店舗構造などが、3密を回避できると復調した時期もありましたが、感染者数の増大を受けて一部休業した店舗もあり、ほとんどの店舗が大きく売上を減らしています。24時間放送のTV通販2社は、ケーブルテレビやCS放送の普及により全国的に視聴者が増えました。メーカー直販の日替わりセールやスケールメリットを活かした独自製品、制作担当者が1時間かけて商品を詳しく説明するビジネスモデルが定着しました。また、アパレルEC市場は依然として拡大を続けておりますが、各社が独自のECサイトを強化する傾向がさらに加速しています。■展望近年は都市部を中心にビルの再開発が進んでいます。その中には必ずと言っていいほど、ファッションを中心としたショッピングモールがあり、集客の目玉のひとつとされてきましたが、頭打ちの状態となり、各社はプラスアルファの集客を模索しています。三井不動産は一昨年東京ドームを買収し、本格的な「コト消費」による集客ビジネスに着手、三菱地所も今後、都内に建設予定の大型ビルに劇場やホールを併設します。丸井は売り場の多くをアニメやネット事業の情報ステーションに変え、パルコは今後、eスポーツ事業の拠点にもなります。ファッション業界の異業種コラボは今後も注目です。ーとほか)●三菱地所グループ(御殿場プレミアム・アウトレットほか)●イオングループ(イオンレイクタウン、イオンモールほか)所有が目的の「モノ消費」、サービスを受ける「コト消費」を経て、新たに「トキ消費」が注目されています。大きな違いは能動的に参加し、自分の存在がイベントの盛り上がりに貢献できる点にあります。スポーツ観戦や大型ライブなどがその一例です。集客の方法も多様化しています。●住友商事グループ(テラスモール湘南 ほか)●JR西日本グループ(ルクア大阪)●JR東日本グループ(ルミネ、ニュウマン新宿ほか)●ジュピターショップチャンネル(ショップチャンネル)●QVCジャパン(QVC)25コロナ禍による落ち込みがめだつ27,79125,0008220,00019,02918,76316,28316,4086914,80215,00010,0006058555,0004921,42420,19819,94220,39219,47517,21217,1026915,83960616158555150●新規オープン1SC当たりの平均面積とテナント数1SC平均面積㎡30,00002007200820092010201120121SC当たりテナント数20132014201520162017201820192020(一財)日本ショッピングセンター協会100806040ファッション流通・小売に関する業界(ショッピングモール、通販など)数字・グラフで見る業界データ集客・通販ともにビジネスの多様化が進む<ショッピングセンター売上高ランキング(2021-2022)>3,168億円1位 イオンモール 2,770億円2位 ルミネ 2,262億円3位 三井不動産※ 4位 丸井グループ※ 729億円588億円5位 パルコ (※三井不動産は商業施設事業、丸井グループは小売事業)業界動向サーチ.com業界の現状と展望業界を代表する企業と店舗・番組例●三井不動産グループ(ラゾーナ川崎プラザ、ららぽコト消費とのコラボで集客めざす

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