64文化服装学院は日本初のファッションの専門学校としてスタートし、今日では日本を代表するファッションスクールとして教育の中心的役割を果たしています。これまでに30万人以上の卒業生を輩出し、現在ではファッション業界の全領域を網羅し、あらゆる場面で活躍しています。「基礎から身につけ、社会へ、そして世界で活躍できる人材へ」を掲げ、多彩なコース展開で学生個々の要望に応え、学びをより深化させ各分野のスペシャリストを目指すことを視野に、目標をもって挑戦する学生を応援し続けます。キャンパスには、数多くの専門施設を備え、現場さながらの設備で即戦力となる人材を育成しています。また、文化祭、ファッションショーなどの多彩なイベント、様々な企業やクリエイターとのコラボレーションによる企画開発、第一線で活躍するプロを招いた特別講義、現場見学など、独自のカリキュラムで感性と好奇心を刺激しながら、高度な技術を磨いていきます。ここにしかない専門的な環境で才能を伸ばし、ここでしか手に入らない知識を得て飛び立つ学生に期待が集まります。新型コロナウイルスは、私たちの働き方や生活を大きく変えました。ファッション業界でも当初の影響は大きく、雇用情勢が急速に悪化しました。先生から⇒業界が求めるのはこんな人ファッション・アパレル業界必要な基礎的能力 →コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、情報分析力、好奇心、積極性、向上心、自立心。ファッションに関して必要な能力 →ブランドコンセプトの理解、流行に敏感、グローバルな視野しかし一方で、こうした状況下においてこそ、新たな考え方と柔軟な対応や取り組みが見出されたことも事実です。ファッション業界も新たな働き方や環境変化に大きな広がりと動きがあり、求められる人材やそれに伴う消費者ニーズにも変化が見られます。影響を受けた販売職は、外出自粛や訪日外国人の激減で、実店舗での接客販売は難しく、人員削減や店舗閉鎖、市場からの撤退などから業界全体での採用が減少し、採用停止等がありました。しかし、その中で業績が好調な企業では異動やそれに伴う転職、内部の人員整理などで欠員が生じ、店長職やストアマネージャー職などへキャリアアップが求められる傾向が強まり採用が継続的に実施されています。現在ではこれまでの状況を見据え、多くの企業が採用数を増やしています。さらに企業は急速にIT化を進め、EC運営、デジタルマーケティング、CRM(顧客管理)など、デジタルに特化した幅広いポジションで積極的に採用活動が行われています。そしてデザイナー・パタンナーなどの専門職においても採用が戻りつつあり、コンピュータで設計する3DCADなどの新たな職種も生まれています。今後は従来の企業が求める、コミュニケーション能力・主体性・論理的思考・問題解決力などに加え、目標達成力・ITリテラシー(情報技術を目的に合わせ選択・活用する力)・新しいことにチャレンジする前向きな意識と行動、などへの柔軟な対応力が求められるようになるでしょう。文化服装学院の学生は日常の充実した学生生活からこれらを着実に身につけ、社会に、世界に、飛躍します。そしてこれからも日本のファッションの先頭を走りつづけます。学園就職支援室 室長業界就職最前線学園就職支援室の先生からメッセージこれまでも、これからも、日本のファッション業界は文化服装学院が担いますこれまでも、これからも、日本のファッション業界は文化服装学院が担います吉田 和代
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