分野別ガイドブックNo.6
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8個人のペースに合わせて指導してくれる、温かみのある雰囲気に惹かれ、武蔵野を選びました。在学中の生活は、楽しかったことしか記憶にありません。とくにプロフェッショナル科で過ごした1年間は、学ぶ姿勢や意識がとくに高まっていたので、体験したことのすべてが自分の糧になりました。なかでもパリコレ見学は人生の財産。強烈に印象に残っていて、自分の感性を磨く素晴らしい機会になりました。現在は“SHI・A・WA・SE”を感じてもらえる商品やサービスを提供するインテリアセレクトショップを営んでいて、接客からディスプレイ、売上管理などさまざまな業務を行っています。多くの人と出会える仕事なので、人との会話を通して、自分の世界が広がっていくことが何よりのやりがいです。夢はお店の一角で、ミシンを使ってモノづくりをすること。自分の手から生まれた作品で“SHI・A・WA・SE”を感じていただけたら、最高ですね。高校生のみなさんは、いろいろなことに興味を持ってチャレンジし、心からやりたいと思えることを見つけてください。プロフィール▶2002年武蔵野ファッションカレッジ卒業後は約10年間、同校教員として勤務し、製作やスタイリング、ファッションショーの指導などを担当。現在は北欧の暮らしをヒントに住環境の観点からお客様の日常に「幸せ」な時間を提供するインテリアセレクトショップを経営。HP : https://shinc.co.jp/entertainment co.Itd. beautiful people production/企画生産米タミオさん上田安子服飾専門学校ファッションクリエイター夜間学科卒業株式会社シンクラボ 経営田中沙織さん専門学校武蔵野ファッションカレッジファッションクリエイト科/プロフェッショナル科卒業(現:アパレルプロフェッショナル科/ファッションマスター科)プロフィール▶1990年上田安子服飾専門学校卒業。企業でパタンナーとして活躍後、ロンドンの仕立て屋街サヴィルロウで修業。帰国後「コムデギャルソン」で企画生産を6年、その後もさまざまなアパレル企業を経験し、コムデギャルソン時代の同僚とブランドをスタートさせる。アパレル企画生産のプロフェッショナルゆるぎない技術が可能性を広げる パタンナーとして務めた企業でメンズ制作に携わり、より技術を高めるためロンドンのオーダーメイドのスーツを作る仕立屋街“セビルロー”に留学。1年間は朝から晩までミシンを踏む生活。正直辛かったです。でもこの1年で学んだ仕立て技術が、僕の制作の幅を広げてくれました。帰国後“コム・デ・ギャルソン”にて企画生産を6年、様々な商社も経験し、ギャルソン時代の同志と共に現ブランドを立ち上げました。【高校生のみなさんへ】 人と人との信頼関係を大切にし、新しい感覚を持ち続けながら全てに妥協せず、良い物づくりを心掛けたいと思います。ファッションビジネスのプロフェッショナル自分の作品で人々に幸せを巻頭メッセージ 業界で活躍するプロフェッショナルから高校生の皆さんへ

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