分野別ガイドブックNO.7
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関連職種関連職種関連職種音楽事務所音楽出版業界注目キーワード音楽メタバース■現状日本は世界一CD売上が高く、アーティストグッズとしての位置づけが定着しています。有料音楽配信は、巣ごもり需要と通信料金の値下げでサブスク(定額聴き放題サービス)利用者が順調に増え、日本レコード協会では新たに再生回数でのヒット曲認定を始めました。また特筆すべきはアナログレコードが約30年ぶりに完全復活、人気アーティストのリリースも相次ぎ、生産額がこの10年で約7倍になっています。レコードメーカーコンサート・イベント関連(資料:日本レコード協会発表「日本のレコード産業2022」より)・ミュージシャン ・歌手・ミュージシャン ・歌手・サウンドクリエイター(作曲・作詞・・音楽プロデューサー・レコーディングエンジニア・コンサートプロモーター・A&R など●ユニバーサルミュージック ●エイベックス ●ソニー・ミュージックエンタテインメント●キングレコード ●ポニーキャニオン ●ワーナーミュージック・ジャパン など●アミューズ ●烏龍舎 ●オフィスオーガスタ など●ウドー音楽事務所 ●ケン&スタッフ ●シミズオクト ●ディスクガレージ ●キョードー東京 ●キョードー大阪 ●キョードー西日本 など●フジパシフィックミュージック ●サンミュージック出版 ●松竹音楽出版 ●全音楽譜出版社 ●シンコーミュージック・エンタテイメント など編曲)メタバースとはインターネット上に存在する3次元の仮想空間のことで、現実の世界と同じように他人とコミュニケーションをとったりすることができます。メタバースの可能性が広がりつつあることから、音楽業界でもリスナーに音楽を届けるための新たなツールとして期待されています。なかには、メタバース上でライブを行うバンドもいます。26●音楽配信年間売上額(100万円)90,00080,00070,00060,00050,00040,00030,00020,00010,000057.29764.4662017年2018年89,53878,25570,6282019年(資料:日本レコード協会発表の調査資料より)2020年2021年音楽に関する業界2021年度CD生産金額1,233億円2021年度有料音楽配信売上金額895億円2021年度アナログレコード生産金額39億円2021年度音楽ビデオ生産金額656億円ネット配信により変化する音楽業界の産業構造■展望コロナ禍によりコンサート・ライブがほとんど開催されなかった中で、YouTubeが音楽業界にもたらした収益が過去最高になりました。その中でもアマチュア作品が恩恵を受けるなど、人気が出る構造が変化しています。さらに高速通信5Gの導入によって、技術的にはより臨場感あふれるライブ空間を創出できるようになります。これまでとは異なる、新しい音楽の楽しみ方が生まれるという期待がますます高まるでしょう。数字・グラフで見る業界データ音楽視聴はCDからネット配信へゆるやかに移行<業界規模>業界の現状と展望業界を代表する企業例

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